kaminomania ~倒産前に転職を試みる35歳会社員の奮闘記~

会社の経営危機で転職活動中の35歳係長が日々のあれこれを綴ります

まったく、ゆとり世代ってやつは

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明日が現勤務先での最終出社日となる。

それにも関わらず、プレゼンに同席しなければならない。

 

僕が数ヶ月前に提案をした事業用不動産の売買案件だ。先方からは「前向きに検討したい」と言って頂いたものの動きが悪く放置していた。

少し前に、「今期の予算で購入したい」と連絡があった。売主に確認したところ進んでいない状態だったため、買付を入れ進めていた。前回説明より間が空いている為、先方役員への再プレゼンを行うという状況だ。

 

先程この件で半日出社してきた。このプレゼンを担う担当者の「模擬プレゼン」を見ることが目的だった。僕ともう一名(プレゼン担当者の上司)が客役となりジャッジをする。 

尚、この担当者は僕の部下ではない。また、彼はいわゆる「ゆとり世代」と言われる年齢だ。1週間前に当時のプレゼン資料をすべて渡し、「スライドを再構築」するようにと伝えておいた。

  

●提案するからには、ゆだねちゃダメ

他部署からの代打案件で、不慣れ・準備不足であることを踏まえても、模擬プレゼンの結果は残念なものだった。

 

スライドや説明内容に関しては問題は無いが質疑応答がまったく駄目だった。広く考えていたつもりでも狭かった。深く考えていたつもりでも浅かった。「考え散らかしてる」だけだったと感じた。ただ、想定問答を頭に入れれば、明日対応できなくも無い。

 

「提案するからには、ゆだねちゃダメ。言い切ってくれないと買ってもらえないよ」と、柔らかく指導をした。彼は少しムっとした表情をした。

 

僕はもう退職するのだ。責任は取れない。あまり言いすぎても良くない。

 

●ゆとり世代からの反撃

別にゆとり世代を馬鹿にしている訳でも攻撃したい訳でも無い。自分の幼少期の義務教育の内容がどうだったかなんて、その時代を生きた当人には責任は無い。勝手に押し付けられるものだから。

ゆとり世代に対して良い印象は持ってはいないものの、ある一定の理解は示していたつもりだった。

 

しかし、彼から言われた言葉には驚いた。

 

 

  1. 「自分が関わっていない案件は気持ちが入らない。」
  2. 「先輩の案件は先輩がFIXしてから退職してください。」
  3. 「この案件の歩合はいらない。やりたくない。」

 





  「というか、僕も退職したいです。」

 

マジ? 

 

●事態の収拾に努めた

彼は僕の部下ではない。

僕の隣に座っていた彼の上司はあんぐりしていた。一瞬対応が遅れた。

 

その隙に、再度、彼が「部長、実は僕も会社辞めたいです!」と畳み掛けた。

彼の上司はプルプルしながら、「場をわきまえろ」と一喝した。

 

 

僕は冷静に話をしようと提案した。誠実に前提事項を伝える。

  • 「君が騒いでも僕は退職する。最終出社日が後ろ倒しになることは無い。」
  • 「仕事というものは個人が受注しているのではない。会社として受けている。」
  • 「担当の割り振りは、会社の決定事項なので不本意であっても従え。」

と説明した。

 

 

彼からは、憮然とした態度ではあったが「すいませんでした」と謝罪の言葉をもらった。その場はそれで散会となった。

 

● 事後総括

 まさか、あの流れで「僕も辞めたいです」なんて言い出すとは思わなかった。

 

先程、彼の上司より「お恥ずかしいものを見せてしまった」と連絡があった。散会後に2人で話をしたという。

自分なりに考えたプレゼンを、退職する人間(それも他部署の)に指摘されたことを腹立たしく思い、ムカムカしてしまい、感極まったそうだ。

 

そう報告を受けて「アホか」と思った。ストレス耐性が低いと言うか、短絡的と言うか・・。

 

結論から言うと、明日の最終プレゼンからは外れていただくことになり、メイン進行が彼の上司で補足説明を僕が行う、という布陣で望む。

 

更に、彼の退職したいです発言に関して言うと、お盆明けに再度話し合いの場を設けるそうだ。

 

え?撤回したんじゃないの?一時の感情に伴う発言であれば見逃してやれば?と聞いてみた。

 

ところが、転職先は決まっていないが「辞めたい」という意思は強いとのこと。せめて転職先を決めてからと慰留をしたが、「退職ラッシュで人手不足に陥ってる状況下では転職活動は困難」、「給料が正常に支払われている状況で退職したい。」との意向と聞いた。

 

「まったく、ゆとり世代ってやつは・・」と彼の上司が愚痴っていた。