赤ちゃんがやってきて10日。一言いいですか?
我が家に、第二子となる赤ちゃんがやってきて、既に一ヶ月が経った。
そこで、10日目の深夜、はてなブログに書きなぐった下書きを元に、記事を起こしていこうと思う。
それでは。どうぞ。
赤ちゃんがやってきて、10日が過ぎた。
ぷにぷにした手足。つぶらな瞳。頭頂部から漂う甘い匂い。
女の子だし、全てが可愛くて、いとおしい!!!
もうね。控え目に言って、最高です!!
これから、俺達がたっぷり愛情を注いでやるからよ!って・・。
20年後にはお嫁に行くことなんて想像できなくて、想像もしたくなくて・・。
もう一生囲って生きていきたい。
なんてことは、思っていない。
もちろん、可愛いし、娘を愛している。が、やはり二人目の子供ということもあるのだろう。「一挙手一投足に感動する」という感情はない。
それよりも、10日目にして思うことは、「あれ?赤ちゃんってこんなに大変だった?」という感想以外に見当たらない。
6年というブランクがそう思わせるのか?それとも、ただ年齢を重ねたことがそう思わせるのか?
いずれにせよ、とても大変だ。
3時間おきに泣かれ目が覚める。このことがこれほどまでに体力を削ることだったか?
妻が母乳を吸わせている間に、僕はミルクの準備をする。妻がミルクを飲ませている間しばし待機となる。
ミルクを飲ませ終わり、赤ちゃんにゲップを促している間、僕は哺乳瓶を洗いミルトンにつけこむ。
先にミルトンに漬けこんでいた哺乳瓶を引き上げ、拭き上げた後次のミルクの粉を投入し準備をする。
さて、これで3時間は寝れると思い布団に入ると、30分程度で泣き出す。もしかして、ミルクが足りないのだろうか?
正解はわからない。暗闇の寝室であかちゃんを抱きかかえ、夢遊病者のように30分程徘徊してみる・・・。
気付いたら娘を抱いたまま寝室の床で寝ていた。どうやら少し気絶していたようだ。娘を布団に寝かせ、僕も自分の布団へ入るも、1時間程度で泣かれ目が覚める。
この無限ループが数日続いている。
「赤ちゃんって、こんな大変だったっけ?」僕は、ひとりごちた。
赤ちゃんが来てからというもの、家事のほとんどを率先して行っている。全面フォローが必要な時期である。(ちなみに当社には育休制度はない。妻の出産に伴う特別休暇を4日と有給を2日使わせていただいた。)
家事全般が得意な僕だが、何故か上手くいかないと感じている。一言で言うと「あれ、俺こんなに段取り悪かったっけ?」という感覚に襲われるのだ。
・洗い物を終わらせたのに、気付いたら使用済みの哺乳瓶がシンクに置かれている。
・所定の位置に戻したはずのティッシュ箱が、床に転がっている。
・風呂掃除を終わらせたのに、「いまから、赤ちゃんを風呂に入れる」と妻が言う。
・何品かの料理を作り、テーブルに配膳をして、いざ食べようとした時に赤ちゃんが泣きだす。妻には、「作りたてを食べてもらいたかったのにな・・」と気分が萎える。
こうなる理由はシンプルだ、「赤ちゃんの動きが読めない」からだ。それを、わかっていながら家事に完璧さを求めているから駄目なのだ。自爆している状態だ。
「ねぇ?赤ちゃんってさ、こんな大変だったっけ?」僕は、妻に尋ねた。
「そう。気絶するくらい大変なのよ。」と妻。
妻が、僕に語る。
日中常に、眠くて眠くて・・。。朝起きると、背中が痛くて痛くて・・。常に乳首がジンジンして・・。
といった身体的な苦痛は長男を生んだ時と変わらないが、一人目の育児と大きく異なることがあると言う。
「心が幸せの感情だけでは満たされていない」ということらしい。
それは長男の存在だ。我が家には、6歳になる長男がいる。
僕達が、赤ちゃんに掛かりきりになることで、長男は様々な表情を見せてくれる。
ふてくされたり、寂しそうなそぶりを見せたり、抱っこをせがんできたり、我慢をしたり・・。
かたや、「僕に、手伝えることはない?」と頑張りを見せてくれることもある。
そんな、彼の姿を見るたびに、胸が「きゅぅ」って鳴る。
「ごめんな、ちょっと待っとってな」と言ってその場をやり過ごすことが苦しくて苦しくて。
ああ、これでは駄目だ。
余裕がない。立ち行かなくなってしまう。
構造的な改革が必要だ。僕には、幾つか思案がある。妻と息子に理解してもらう為には対話が必要だ。
そこで僕は家族会議を開催することにした。大切なことは「さらけ出すこと」だ。そう思った。
その翌日。
僕は病に侵されることになった。
続きは次回。ではでは。
どうでも良いけど、特製牛すじもりもりおでんを作った。
たーんと食いなっせ。