コロナの新規感染者数が増加する中、この4連休の合間に帰省をした。
世間体を鑑み1泊2日での帰省となった。滞在時間30時間は過去最短だ。県外ナンバーの車が駐車場に止まって居ない方が良いだろうとの判断だ。
GOTOトラベルの制度の恩恵を受けられるような旅ではない。高速道路をひた走り、実家に宿泊するだけだった。ドアTOドアで3時間を切る為SAにも寄らない。
経済への寄与度は皆無だ。エゴな帰省である。この帰省に経済的合理性があるかどうかを考えさせるなんてコロナよ罪深いぞ。エゴな帰省で何が悪い。
実家での外出と言えば、墓参り・食材の買い出し・散歩程度であり、浮つくイベントや外食も何もなかった。
皆で、寿司を握り、餃子を包み、サンドウィツチを作ったりして過ごしていた。
後はただひたすら会話をしていた。
コロナのこと、仕事のこと、息子のこと、株や不動産投資の話、終活や相続の話、米中貿易戦争の話、テラスハウスの女の子の話・・・。
「いつまでしゃべってんねん」と息子に呆れられるぐらいしゃべっていた。僕達夫婦、両親夫婦の関係は良好だ。
世間一般と比較するとエネルギッシュな両親ではあるが、確実に老いてきている。顔を合わせて話すとより強く感じる。
コロナ禍で行動が縛られていることがストレスになっているようだ。どちらかと言えば、社交的な父の方がダメージが大きいように感じた。
「オンライン帰省」ではキャッチし損ねるかもしれない、諸々を確認することが出来たという点では有意義な帰省だった。
そして、もう一つ。
この先1年は帰省しない可能性を踏まえて、今回の帰省した旨を伝える。
妻が妊娠をしもうすぐ安定期だ。
一応、線引き上では高齢出産に分類される。僕達夫婦の考え方を報告しておいた。特に、母親は出生前診断推進派であるからセンシティブな話題となる。
母親の親心を蔑ろにしないよう、丁寧に言葉を選んで話をした。後々、嫁姑問題に発展しないよう、直接会って話をする必要があるのだ。
会話の途中、僕の隣で息子がソワソワしていた。幼稚園の年長ともなれば、会話の内容もほとんどは分かるのだろう。
突然、息子が「赤ちゃん守るで、それを言いたかってん。」と宣言した。
彼にも、直接伝えたいことがあったようだ。有意義な時間に感謝したい。
ではでは。