こんにちはkamiです。
会社が倒産しそうで、転職活動をすることになった、35歳、妻は専業主婦、子供は5歳児が1名の僕です。
本日は、2019年の1月23日です。【現在の転職状況】は下記の通りです。
・総エントリー数5社・書類選考通過4社・書類選考中1社
・1次面接通過1・1次面接敗退1
今回の投稿から現在の転職状況が分かるように、毎回冒頭にこれ書こうと思います。
さて、今回のテーマは、まさに僕が直面している状況に関してです。
転職理由が「会社が倒産しそう」、転職理由が「会社が経営不振」と言うことは言ってよいのか言ってはダメなのか?と言うことです。
結論:「会社が倒産しそうOR経営不振」だから転職したいはダメ
これに関して、ネットで検索してみました。
いくつか志望動機へのつながりをアドバイスするような記事が多くありました。
例えば、「会社の状態が悪くて一生懸命あがいた」と言うエピソードから「愛社精神や・責任感」がある人材をアピール。
例えば、「経営不振から転職しているが、やっぱりこの業界でまだまだやりたいので、競合他社である御社に・・・」と言うエピソードから、業界や職務内容への熱意をアピール。
こういった論調です。
馬鹿ですか?絶対これ鵜呑みにしちゃだめですよ?
僕が面接官なら、一発で落とします。何故かわかりますか?
「会社の状態が悪くて、社員が転職活動に来てる」って、結構なもんですよね。
で、そのことを面接官に言うって、これ「重大な背任行為」ですよ。
ましてや、上記で紹介したように「自分の会社はもうだめですが、競合他社の面接に行って、この業界への熱意をアピール」って・・・
ないないない、ありえない
「御社のライバル会社死にそうですよ」って、社員自身がリークしてるようなもんですよ。だから、「倒産しそうで、経営不振で」なんて転職理由を絶対言うべきではありません。
僕がライバル企業の面接官なら、その情報を死にかけの会社の協力会社にリークしますね。そうすれば、協力会社・下請けが離れて、その企業は業務が回らなくなり自滅しますよ。これが、上場企業なら株価が急落しますよ。
ですから、安易に、「実は、当社の経営状態が危なくて、私も妻も家族もいて生活がありますので、転職活動してます・・・」なんて死んでも言うな。
倒産前の転職:危機管理能力が有る・無しの議論
上記の内容で、この投稿で伝えたいことは伝えたんですが・・・まあ次いでに。
この手のトピックでよくあるのが、「倒産する前に転職するのか?しないのか?」という議論ですね。
そして、この倒産前に転職するのか?それとも倒産まで頑張り続けるのか?と言う議論が、「危機管理能力があるかないか」、「愛社精神があるかないか」の議論に置き換えられていると言うことですね。
これにも、一言モノ申したい。
倒産前の転職を推奨する人は「危機管理能力」を推してきますよね。こういうのって大体、「転職エージェント」や「転職サイト」の息がかかったサイトですよ。
というか、あなたの会社が倒産しそうと言う情報をキャッチして転職活動をしているという「危機管理能力」ってやつを、面接官に評価してもらうには、まずあなたが「会社が倒産しそうなんです」と言うあなたからの告白があって成立するわけです。
つまり、ダメなんですよ?わかりますよね。
良識のある面接官ならこのように評価するのが普通でしょう。↓
「会社が倒産しそうになると、自らの会社が危ないという極秘情報を他社の面接官にべらべらしゃべる愛社精神のない裏切りもので、自らは助かろうとする危機管理能力の高い人材」
ってことですよ?こんな人材ほしいですか?
「自分は自己中です、自分の為なら会社の極秘情報売る人間です」と独白しているに等しい。
まだ、倒産してからであれば、「何とか会社を立て直したくて・・・、みんなと仕事がしたくて・・・、まだこの会社はやれるはず・・・、」と、愛社精神推しで行けるでしょう。
会社が倒産した場合は素直に申告
会社が倒産してしまった場合には、素直に言えばよいです。
こっちのほうが、志望動機、転職理由が明確なので、面接対策が楽で胸を張れるというメリットがあります。面接官の嫌らしい質問攻撃が少ないです。
だって冷静に考えてみてください。9割方の人の退職理由ってこの三つですよ。
- 自らの怠慢、成績不振で居ずらく逃げたい、もしくは追い出される。
- 上司がムカつく、同僚がムカつく。パワハラ、セクハラ、鬱
- 給料が安い。もっと金が欲しい。
それにも関わらず、「自己成長したい!!」的なスタンスで9割がたの転職者が面接に臨んでくるわけですよね?
面接官は「その退職理由&志望動機、ほんとかよお前?」って疑いの姿勢で待ち構えているわけですよ。
だから、転職者の志望動機に矛盾点が無いか、等根堀り葉掘り聞いてくるわけですよ。
でも、会社が倒産してしまえば?
- 転職理由:だって会社が倒産したから
- 志望動機:会社は倒産したけど、この業界が好きだし、この業界に育ててもらった、まだまだ成長できるし勉強したい。
これで通用しますよね。
あとは、業界の中でも「何故御社を受けているのか?」ってことが伝えられれば良いです。
つまりこの転職者には、「嘘が少ない」のです。だから面接官の当たりも柔らかくなる、なんなら同情票も1ポイントは入るでしょう。
【転職理由が経営不振・倒産しそう】は絶対やめろ!まとめ
・転職理由として「会社が倒産しそう、経営危機」と言うキーワードは使ってはいけない。本当の理由は隠して、あくまでも上昇志向で、転職理由を構築すること。
・案外会社が倒産してからの転職のほうが「面接対策」が簡単でシンプル。面接が苦手な人にはおススメ。
しかしながら・・・。
いや、絶対。
「会社が倒産する前に転職活動は必ず行え」
もちろん「会社が倒産しそう」なんてことは一切言わずに、面接官の追求を切り抜け「自らの転職理由の正当性」を理解してもらえるように、練って、練って、練りまくってエントリーシートを作るのです。
そして、倒産前の転職活動では面接も大変です。
面接官の「なぜ転職するのか?その転職理由ほんとなの?ただ、逃げたいだけなんじゃないの?」と言う「なぜなぜ?」攻撃を回避してください。
会社が倒産する前に「転職活動をするべき理由」は、倒産後では「希望年収が通らず買いたたかれる」という状況になりがちです。
また最大の理由は、あなたの「精神が持つのか?」と言う疑問です。
会社の倒産後、無職状態での転職活動は心細いですよ。
倒産した後では「生活費への不安」、「家族のプレッシャーが怖い」、「なかなか希望する会社や条件が見当たらない」、必ずと言ってよいほど、こういった状況に陥ります。
そして、とりあえず内定をくれたブラック企業に入社するのが目に見えています。
だから、まだ倒産する前に、給料が支払われているうちに、転職活動をしてください。
きょうはこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。