kaminomania ~倒産前に転職を試みる35歳会社員の奮闘記~

会社の経営危機で転職活動中の35歳係長が日々のあれこれを綴ります

不動産仲介業営業マンの人脈、転職後ってどうなった?

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前職を退職して早5カ月が経過した。有給消化があったので、最終出社日→有給消化→退職という流れだ。今の勤務先で稼働し始めてから4カ月が経過した。

 

僕の前職は不動産仲介業だ。それも事業用専門の仲介業者だ。

具体的には、郊外のロードサイドで大手チェーン店が出店するための土地や、駅近の商業ビルを触っていた。

「地上げ屋」と後ろ指をさされる仕事だったことは伏せておきたい。

 

転職につきものである人脈。サラリーマンにおける人脈の種類にはいくつかあると認識しているが、大分類としてはこの二つだと思っている

 

  • 「会社の人脈」
  • 「個人的な人脈」

 

会社の人脈か、個人的な人脈かだ。自らが入社する前から構築されていた人脈か、自らがイチから作り上げた人脈か。

 

自らがイチから作り上げた人脈と表現したが、僕はそれほど傲慢ではない。

当然、接点は「会社の看板があったから構築できた人脈」と感謝はしている。

 

人脈づくりで重要なのは初見の接点を増やすかだ。紹介者がいないと会えない人も多い。そういった方々が多額の資産を持っていたり、情報の上流に居ることが多い。

一度、接点さえ持ってしまえば人脈を育てるのは簡単だ。努力で何とでもなる。

 

会社の看板で出会った人脈を、自分の個人的な人脈に作り変えるのは大変だ。

 

自らの利益にならない手伝いや橋渡し、特命受注への配慮、私的な接待、時間とお金を多く投じてきた。

いま振り返ると、会社に損をさせたことや横領はしていないと誓えるが、つつかれると困る取引や、相手を儲けさせるためにわざと引き下がる局面もあった。

 

 

 

大手の賃貸仲介会社の「○○メイト」の営業マンの個人口座にどれだけ金を振り込んだことだろう。

大手事業用不動産の●●ハウス工業の営業マンに、どれだけ手渡しで商品券を手渡ししてきたことだろう。

 

世の中には、「ギブ&テイク」って言葉があるが、あれは違うと思っている。

「ギブギブギブギブギブ&ちょっとのテイク」ぐらいのスタンスで動かないと、相手からはメリットのある人には映らない。

 

こういった振る舞いが、社会通念上宜くないことは認識しているが、ダーティーな不動産業界では「裏金」がまかり通っている。

 

当然、彼らのおかげで、僕も多くの取引をまとめ上げ、手数料や会社から多額のボーナスを貰う成績を構築して良い思いもさせてもらえた。

こんな「裏金」が横行するのは、歩合給の歩率が異様に高い不動産業界ならではだろう。対策資金として身銭を切る人が多い。

 

このような個人的に作り上げた人脈のプレイヤーとは、一緒に危ない橋を渡ったこともある。

当然、次の職場どころか、不動産業界にいる以上離れられない関係だと認識していた。

 

 

 

転職後、丁寧なメールと電話連絡をし、引き続き情報提供をお願いした。

 全ての方が、協力関係を申し出てくれた。

 

しかしながら、その後3カ月の間に物件の情報提供をしてくれた人は、3分の1の程度だった。

 

ショックではあったが、冷静に考えると当然かもしれない。

それは、僕が仲介業者ではなくなったからだ。僕は地主側の人間になったのだ。

 

僕は、物件を買いたい会社に勤めている。物件情報を扱う仲介業者にとって僕はお客様なのに、何故こんな扱いを受けるのだろうか?

 

答えは明確だ。不動産を買いたい投資家なんて数多くいるのだ。

 

さらに言うと、当社の年間投資予算は40億円だ。1物件あたり10億円以上は購入しないと決めている。

僕たちが戦うマーケット相場からいうと、規模にもよるが中古のビルを3つ買ったら枠を使い切ってしまう。

年間購入予算40億円なんて弱小も弱小だ。デベロッパーから見れば鼻くそである。

 

結局、不動産仲介業者にとっては、不動産仲介業者であった僕に利用価値があったのだ。

お互いが持つ物件情報、顧客情報を共有できる「ネットワーク」に価値があるのだ。

 

営業マンは、個人的な見返りよりも、取引の回数を増やすことや、大口の物件情報に触れる機会を増やすことに腐心する。それが「儲かる機会」を増やすことにつながるからだ。

 

改めて、この不動産業界は「情報を支配する仲介業者」が強者だと気づかされた。

 

まあ、情報ブローカーが重宝されるのはこの業界に限らないが…。

 

 

結局、僕は会社の身の丈にあった協力者を探し、育て上げるしかない。というところに落ち着くのだ。

 

前職の会社の人脈は、前職がもたらしてくれたものに過ぎないのだ。

 

常に努力せよ。ということなのだ。

 

 

ではでは。

 

 

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