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会社の経営危機で36歳で倒産前に転職をしたアレコレ

京都でお庭を愛でるなら「無鄰菴(むりんあん)」が超絶お勧め

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この夏、帰省のついでに京都へ行ってきました。

目的地は、タイトルの通り「無鄰菴(むりんあん)」のお庭が目的でした。

 

京都の大学に通っていた為、何度か訪れたことのあるお庭です。今回、家族で訪れ案外子連れでも過ごせる場所だと認識し、記事にしておこうと思った次第です。

 

ちなみに、子連れでも過ごせると書きましたが、もって一時間です。庭を愛でるという行為は子供にとっては退屈以外の何物でもありません(笑) 散策途中でこうなりました。

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庭園内にはカフェがあります。適切なタイミングで休憩をさせてあげてください。この日は猛暑だったので、息子は早々にくたばっておりました。

 

尚、庭園内にベビーカーを持ち込むことはできるかどうかは不明ですが、ただでさえお庭の小道が狭くてすれ違うことが困難です。乗り入れ可能であってもやめたほうが賢明でしょう。

また、無鄰菴に関わらずベビーカーを押しながらの京都の寺社仏閣観光はお勧めできません。小道の幅、敷居の高さ、石畳の多さ、坂の急さ、無駄に多い飛び石、玉砂利敷き詰めすぎと、ベビーカーや車いすには障害物が多すぎます。

これまでに、京都の寺社仏閣観光をスケジュールに組み込んだが故に、何度妻と喧嘩をしたことか・・。

無鄰菴とは 

はっきり言って、個人的には無鄰菴(むりんあん)の歴史的価値にはあまり興味がないため。公式HPを引用します。

無鄰菴は、明治27年(1894)~29(1896)年に造営された明治・大正時代の政治家山縣有朋の別荘です。
庭園と母屋・洋館・茶室の3つの建物によって構成されており、庭園は施主山縣有朋の指示に基づいて、七代目小川治兵衛により作庭された近代日本庭園の傑作。
それまでの池を海に、岩を島に見立てる象徴主義的な庭園から、里山の風景や小川そのもののような躍動的な流れをもつ自然主義的な新しい庭園観により造営されました。
南禅寺界隈別荘群の中で唯一通年公開されている庭園で、昭和26年(1951年)に国の名勝に指定されています。
洋館の2階には、伊藤博文らと山縣有朋が日露開戦に向けて話し合った「無鄰菴会議」に使われた部屋があり、当日の様子を今に伝えます。

引用:無鄰菴公式HP

URL:https://murin-an.jp/about/

ということです。

 

日本史を習った方もそうでない方も、山縣有朋は知らなくとも、初代内閣総理大臣の「伊藤博文」はご存じだろう。

そんな伊藤博文と、タメ線はって会議ができる特別な地位の政治家の別荘という理解でよろしいです。そういった点で歴史的価値があるのです。

 

敷地内にはお庭を愛でるための2階建ての日本家屋のほかに、別棟で洋館もあります。こちらも見学可能です。明治・大正期の贅をこらした建築を見ることができます。

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洋館の2階応接室

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洋館2階の天井の意匠造作

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洋館2階応接室の壁画。

 

重厚感と静謐さが共存する空間ですね。ここで、日露戦争の開戦に向けた会議が開催されたと聞くと、背筋がピンとなりますね。

無鄰菴をお勧めする理由

ここは、敷地内の日本庭園と併設されているカフェが本当に素晴らしいのです。とりあえず、写真を貼っていきます。

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入り口付近

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入り口

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チケット売り場

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お庭1

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お庭2

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お庭3(母屋の日本家屋から見たメインのお庭)

 

スマホの写真ギャラリーを見渡して驚いた。まともなお庭の写真がこれしかありませんでした。これでは、無鄰菴の魅力が読者の皆様に全然伝わらない・・・。

 

無いものは仕方ないので、もっと素晴らしい写真をご覧になりたい方は公式サイトを除いてみてください。

murin-an.jp

 

ただ、この母屋から見えるメインのお庭の写真が、この無鄰菴のすばらしさを物語っているといっても過言ではないので、説明をさせてください。

 

ここに、日本有数の庭園、近代造園技術の傑作と呼ばれる秘密があるのです。もう一度この写真をみていただきたい。

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一面が緑に覆われた、奥行きのある庭園です。しかしこの庭園、実はそんなに広くないです。むしろ小さい部類の日本庭園です。とても、ゆっくり歩いて一周10分です。

 

ではなぜ、これほど広大な敷地のように見えるのか?

 

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この赤丸の部分は、「東山」と呼ばれる山です。そう、つまりこれは「借景」です。

 

お庭と奥に見える東山が融合するように、樹木が計算されて配置されているのです。さらには、数十年後、百年後に木々が成長したときの高さまでも考慮して、庭が設計されている言われております。

 さらに付け加えると、この景色は「人間が母屋の縁側に座った時に最も美しく見えるように設計されている」という点が、素晴らしいのです。

 

そして、その母屋の縁側で、ゆっくりとお庭を愛でるために、様々な飲食物が提供されています。最中アイスやどら焼き等のお菓子類、ドリンクやお抹茶などをいただきながらくつろぐことができます。

尚、期間限定メニューの可能性がありますが、僕が訪れた8月は、スパークリングワインやビールとおつまみのセットメニューも提供されていました。もちろん、僕は「ビールとおつまみセット 700円」をいただきました。

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もうね。ぜひ行っていただきたい。出来れば平日の空いている時刻に。カップルで、夫婦で、お友達同士で、静かに語らいあってください。

 

 

無鄰菴、所在地、アクセス

ご興味のある方は、下記に公式ホームページのリンクも張っておきますので是非ご覧ください。

無鄰菴は、京都の観光施設にしては、コラボイベントや企画を練るのが上手く、面白いイベントが盛りだくさんです。

●所在地及びマップ

所在地:〒606-8437  京都府京都市左京区南禅寺草川町31 

最寄駅:地下鉄東西線の蹴上(けあげ)駅

※京都駅からバスや車だと、30分程度かかります。専用の駐車場はありません。

※尚、この周辺は駐車場が少ない割に、名勝地、美術館、動物園がある為、週末や観光シーズンは駐車場の奪い合いになるので、公共交通機関を使っての訪問をお勧めします。

goo.gl
●連絡先及び公式ホームページ

075-771-3909

murin-an.jp

●会場時間

4月~9月 9:00~18:00、10月~3月:9:00~17:00

●入場料

410円(京都市内在住の70歳以上、障碍者手帳保持者、未就学児は無料)

2019年10月1日より、入場料が600円になります。

※毎月28日(にわの日らしいです)、は35歳以下は入場無料です。

 

素晴らしい写真の数々はこちらをご覧ください↓

www.jalan.net

 

ではでは、よい京都観光をお楽しみください。

 

 

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