コロナ禍 知らない事は罪じゃない。
昨日金曜日、珍しく残業がありクタクタになって帰宅した。妻と息子は寝ている。
用意されていた晩御飯を温めなおす。その間に缶ビールの蓋を開け、のどに流し込む。
寝室の扉がスーッと開いた。
寝かしつけで、寝落ちした妻が起きてきた。
嫁:「ねね、『コロナ禍』って言うじゃん?どういう意味か知ってる?」
俺:「コロナがもたらしたわざわい。だから『コロナ禍』」
嫁:「・・・おお、さすが大卒。」
俺:「大卒は関係ない。俺、嫁ちゃんが言いたいことわかるで。」
「コロナ禍という単語を初めて耳にした時、『禍(か)』という単語が身近じゃないから、『コロナ化』と想像するけど、前後の文脈から『どうやら、コロナ化ではなさそうだ』と感じ、Google検索をした結果コロナ禍にたどり着く。そんな話でしょ?」
嫁:「違うの。そこまでたどり着けていなかったの。私はね、「コロナ禍」と「コロナ化」が世の中で使い分けられていると認識していたのよ。」
俺:「は?」
嫁:「私はね、コロナ禍=ころなうず、コロナ化=ころなか、と捉えていたの。」
俺:「・・おおさすが高卒」
嫁:「コロナが本格化して3カ月もたつのに、テレビやラジオから、一向に『コロナうず』という単語が聞こえない事に違和感を感じていたの。ついに今日そのモヤモヤが爆発して、Google検索をかけて正しいコロナ禍に出会えたの!」
俺:「うずはないな。」
嫁:「コロナ禍を、ころなうず、どころか『ころななべ』と間違えて認識していた人も居るみたいだから、それよりかはマシでしょ!」
俺:「鍋は絶対ネタやん・・。」
「私ね、あなたが帰ってきたら、これを話したかったの!すっきりしたー。」そう言い放ち、妻は息子の待つ寝室に颯爽と消えていった。
僕は、週末の夜に大笑いをさせてくれる嫁をチャーミングに思っている。
知らないことは罪じゃない、知ろうとしないことが罪なのだ。
ではでは。
PS、これ今日ネットで見かけた拾い物。
深いようで浅い。当たり前のことを書いているだけだ。しかし、ポジティブにさせるのはこの字体のせいなのか?キムタクを引き合いにだしているからだろうか?
どうでもいいか。