kaminomania ~倒産前に転職をした36歳会社員のアレコレ

会社の経営危機で36歳で転職した係長のアレコレ

コロナ禍の立会い出産からのNICU

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12月の中旬に第2子となる赤ちゃんが生まれた。赤ちゃんは大きな女の子だった。

 

出産予定日を4日過ぎても陣痛がついてこない為、入院させることになった。

入院翌日、促進剤を打ち始めてから、約6時間後で出産に至った。

 

記憶にあるか否かは存じませんが、当ブログ直近の投稿はこれだ。

 

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長男の出産時、飲酒をしていた僕は、破水した妻が運転する車の助手席に乗り込み、病院に向うことになるという汚点エピソードを投稿した。

 

世帯主として今回は駄目だ。

 

同じ轍は踏むまいと禁酒を試みた

しかし、妻の入院でそれは無駄に終わった。

入院のタイミングは決められ、それに従い僕は自家用車で妻を送り届けた。粛々と手続きを行い荷物を搬入し、「コロナ禍ですのでご主人はここでお帰り下さい」なんて言われてしまった。

 

自らが握るハンドルで妻を病院に送り届けるという目的は達成された。

しかし、納得がいかない。

 

僕としては、お産がいつ来ても対応ができるように、一週間も禁酒をし「構えていた」のだ。

にも拘わらず、肩透かしを食らった格好なわけで。釈然としないのだ。そう、僕は「やってやった感」を実感したかったのだ。

 

しかしまぁ、そんな都合よく物事が進んでたまるかよって思いもあるから、これで良いのだ。 

 

ところで、約10日間の禁酒を一言で表現すると、「禁煙より全然ラク」である。やはり、「酒を飲んだら車の運転をしてはいけない」という制約が一番大きい。

煙草も、「喫煙したら、公共交通機関に乗れない」等の制約があれば良いのに。電車の座席で喫煙者が隣に座ってきた時の臭いったらない。

 

 

そんなこんなで、お産の時を迎える。

なんと、コロナ禍でありながら立ち合い出産が認められたのだ。このような措置は珍しいのだろうか?

嘘でも掛けちゃう、健康チェックシートなるものを2週間分記入して提出すればOKだった。この隙の甘さはいただけない。

 

今回の出産、長男と同じ病院である。

ナースステーション、待合室、分娩室・・、既視感ってゆーか、うん知ってる。

懐かしい感覚がよみがえってきた。

 

僕は、余裕感すら漂わせて妻のいきみをサポートした。

 分娩室に入り30分で産声を聞いた。産声ってやつは、脳髄を揺さぶる。

 

「今日から、宜しくね」って聞こえる。

 

こちらも、覚悟が決まる。

 

「よっしゃ、よう来たなぁ」って呼応する。

 

こんな感覚を味わえる。そういった意味では、立ち合い出産は推奨派である。

 

 

お産が終わり僕は妻に感謝の言葉を述べた。

僕は妻を見つめていた。妻は感動と痛みで泣いていた。僕も思わず洟をすすっていた。

 

 

そんなエモーショナルな瞬間・・。

 

そんなエモーショナルな瞬間・・。

 

 

事件が起きるんです。

 

 感動の瞬間を引き裂く言葉が聞こえた。

 

 

医師A「・・おかしいな。ちと弱ぇな。」

助手A「そうですね。右の音もちょっと。」

助手B「今で、5分です。」

医師A「蘇生続けて。あと呼吸の先生呼んで」

 

 

いやいや、いいって、マジで。

バーカ、バーカ、蘇生とか単語使うな。デリカシーゼロか。

 

心の中で、罵声を浴びせた。

 

妻は、明らかに動揺し始めた。妻の位置からは赤ちゃんが死角になっているのだ。

僕は妻の髪を撫でながら、「長男より大きいよー」、「ちゃんと動いてるよー」と笑顔で返していた。

 

10分後、新たな医師2名が到着した。医師が赤ちゃんの口にチューブを差し込み何かを吸い出していた。そして呼吸器科の医師が人工呼吸器を赤ちゃんの口に装着し始めた。

 

医師A「今で15分です。弱いですよね?」

呼吸器科A「濃度25パーで、あと15分続けてダメなら入院だな」

助手A「NICUに連絡します。」

 

 

ねぇねぇ、濃度って何?25パーは多いの少ないの?ちょっと?

 

僕は平静さを装うので必死だった。ただ、今この瞬間に生き死にを左右する状況ではないということは何となく感じていた。 

 

いまだに、妻からは赤ちゃんが死角だ。人工呼吸器とチューブが差し込まれている姿が見れないことが幸か不幸か・・。

僕は、妻に「赤ちゃんは、ちょっと呼吸が苦しそうだけど、大丈夫さ」と声をかけた。

 

 

 

「きちんと説明して頂けますか?」

 

 

分娩室内に、はっきりとした声が響いた。

妻が放った言葉だ。

 

本当は、僕が言わなければいけない言葉だ。(いや、もちろんあと5分経ったら聞こうと思ってたよ・・?

 

呼吸器科の先生は、「呼吸が弱いから補助が必要な状態」で、今は濃度の高い酸素を送り込んでいるとのこと。加えて、胸の音が少し変だと付け加えた。

そして、これらの原因として考えられることは、➀胎児胸水になっている:肺に穴が開いてる②新生児一過性呼吸過多になっている:肺に水が多く残りすぎた状態で一時的な呼吸困難、のどちらかとのこと。

 

所見では、新生児一過性呼吸過多の可能性が非常に高いが、検査をしてみないと断定はできない。

いずれにせよ、NICU行きになること、カンガルーケアは出来ないこと、NICUの手続き等で僕はまだまだ帰れない、と事態を理解した。

 

その後の検査で、「新生児一過性呼吸過多」と確定され、3日間NICUに入院をすることになった。回復への経過は順調で、妻と一緒に退院をすることになった。

 

 

退院の日は日曜日だった。

妻と娘の入院代を支払おうにも会計窓口は閉鎖していた。

 

看護師から、支払い請求書は退院後10日を目安に届くのと説明を受けた。さらに、退院の手続きは、会計窓口の無人自動端末を行うようにと指示を受けた。

 

妻のリストバンドの患者コードを端末に打ち込んでいく・・。

支払い一覧が表示された。

 

 

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こども医療費受給証があるとはいえ・・。NICU震えるぜ・・。

 

娘の場合、おむつ代、ミルク代、着替え代、一部の検査費用のみが自己負担となり、2~3万の支払いになる事だろう。

早産等で1~2カ月入るケースを考えると、負担は重くなるだろう。

 

 

日本国民、皆保険万歳。それが、退院の朝に思った感想だ。

ではでは。

 

 

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