kaminomania ~倒産前に転職をした36歳会社員のアレコレ

会社の経営危機で36歳で倒産前に転職をしたアレコレ

「もう私、マスク離婚しても良いよね!」

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妻のママ友の近藤さんが放った一言。

 

 

「もう私、マスク離婚しても良いよね!」

 

 

まったく意味が分からない。

 

 

妻は、僕が出勤前の身支度を整えている時に、昨日の出来事を報告してくれる。

大体は、ママ友の夫婦関係の話題だ。

 

よく話題に上るのが、先の発言者「近藤さん家の夫婦喧嘩話」だ。僕達では考えられない奇天烈なポイントで喧嘩を繰り広げているのだ。

 

妻は、「あちらの夫婦喧嘩話の話を聞くと、あなたがとっても大人に思える」と評する。

 

 

おいおい。妻よもっと上と比較してくれ。

 

 

 

これまで聞いてきたエピソードを分析した結果「旦那さんの性格に難あり」と結論づけている。

 

 

 

で、冒頭の「マスク離婚」発言だ。

夫婦の間で、感染症対策のマスクの取り扱いに関して揉めたそうだ。

 

ある日、旦那(近藤パパ)は妻(近藤ママ)がマスクを毎日交換していることが気に入らないと食って掛かってきたそうだ。

 

 近藤パパは、幼稚園の送り迎えと、近所のスーパーに買い物に行く程度でしか装着しないマスクを一日で捨てる妻が気に入らないのだ。

 ちなみに、近藤ママが当日廃棄するのは、衛生面はもちろんのこと、ファンデーションが付着し気持ちが悪いので廃棄しているそうだ。

 

 

なるほど。わかる。

 

 

近藤パパはママが反論すると一気に沸点を上げる。

 

「俺が稼いだ金で買ったマスクだろ。再利用しろ。」と言う。

この専業主婦を軽んじる言い方にママは深く傷つくのだという。

 

沸点の上がったパパと争っても仕方がないと諦め、「一日の終わりにアルコールスプレーをかけて再利用する」と提案をしたそうだ。

 

しかし、近藤パパは「馬鹿か。今やアルコールも貴重品だ。煮沸消毒して再利用すれば良い。」と言ったそうだ。

 

近藤ママは、腸が煮えたぎる想いをこらえ、「わかったわ。洗うわ・・。洗えばいいんでしょ」と応じる。

 

「でも、パパも再利用してよ。もう在庫が少ないんだから。」

「パパは、アルコールスプレーで良いから・・。」

 

と震える声で食い下がる。

 

パパは「男のあごヒゲはマスクの繊維を毛羽立たせるから、再利用が出来ないんだよ!!そんなこともわからんのか!」と主張し、再利用には応じてくれないそうだ。

 

 

 

「もう私、マスク離婚して良いですよね!」

 

 

 

僕は、近藤ママにそう問われた。

 

 

 

僕は、妻と息子と一緒にふりかけ売り場で、近藤ママに捕まり愚痴を聞かされていたのだ。

 

 

僕は「お噂は聞いておりますが、お辛いですよね。」と返答した。

 

近藤ママは「そうなんですよー!!もう聞いて下さい!!」と続く。

 

「ほんとkami君ママがうらやましいです!こんな理解のある旦那さんで!」と僕を褒める褒める。

 

5分ほど話を聞き続け、さすがに飽きてきた僕は近藤ママにこう言った。

 

  • 「パパはとっても教育熱心なんですって?習い事を3つもやらせてるんですって?」
  • 「幼稚園の運動会、朝一で並んで場所取りされてますよね。すごいなー。」
  • 「朝は5時に起きて仕事をして、7時からは娘さんのドリルを見てあげているんですって?」
  • 「毎朝、娘さんの三つ編みもパパがしているそうで?」
  • 「毎日7時に帰宅して家族で食事をとり、娘さんと遊んでちゃんと寝かしつけまでするとか?」
  • 「今、大手ハウスメーカーで注文住宅を建築計画中ですって?うらやましい。」
  • 「休みの日は自らハンドルを握り、家族をいろんなところに連れて行って下さるんでしょう?」
  • 「娘さん用のマスクを確保する為に、早朝から薬局に並んだとか?」

 

 

・・・・・

 

 

・・・・・・

 

等と、これまでに妻から聞いていた、近藤パパが僕よりもはるかに秀でている所を10個ぐらい挙げてみた。

 

 

「控え目に言って良いパパですよ?」

 

 

「僕は、どれ一つやっていません。」

 

 

「する気もない。だよね?」と妻が乗っかってきた。

 

 

近藤ママは、少しばつの悪そうな空気を漂わせて、「じゃあ、またね」と愛想笑いを浮かべ豆腐売り場へ移動していった。

 

 

仲直りのきっかけになるだろうか。

 

 

「なぁなぁ俺、ナイスアシストだったろ?」とドヤ顔で妻に問うてみた。

 

 

「お前はとりあえず毎晩家に帰ってこい。」と妻。

 

 

ぐぬぬぬ・・・。

 

 

 

所詮、隣の芝で、一長一短なのだ。

 

 

 

ではでは

 

 

 

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