こんにちはkamiです。
今回は久しぶりの転職絡みの投稿です。ほとんど、「自分語り」になりますので、興味のない方は違うブログをご覧になることをお勧めいたします。
こちらの記事でも少し触れたように、先日内定辞退をしました。今日は2月28日ですが、バレンタインの時期でしょうか。
●内定辞退の理由は2つ
①一つ目の理由
「月の半分は、2~3日の宿泊を伴う出張」という点です。
これが苦にならない人もいらっしゃるかとは思いますが、これが、いわゆる市街地であればさほど問題はないんですが、僻地なんですよね。地方の山とか海とか・・・。
業務内容が、僻地の土地の開発なので、国内出張なのに移動で1日みたいな感覚です。さらに、仕事の発注主は東京にいるので週一の面談報告が必要になるわけです。
つまりこんなイメージです。
第1週目:月・火・水が北陸、木がオフィス、金が東京に日帰り、土がオフィス。
第2週目:月・火・水が鹿児島、木がオフィス、金が東京に日帰り、土日休み。
第3週目:月・火・水が北陸、木がオフィス、金が東京に日帰り、土がオフィス。
第4週目:月・火・水が鹿児島、木がオフィス、金が東京に日帰り、土日休み。
これ、客観的にみてなかなか大変でしょ。
➁二つ目の理由
「製品に疑問を感じた。」という点です。
もう少し具体的に言うと、「自分が開発した土地に建設されるものに、社会的な意義を感じられなかった」ということです。
具体的に何を建設するのか?には言及は致しません。このブログを読んでくださっている方の中にも、僕がかかわる建築物に別の角度でかかわっていて、給料を得て家族を守り、やりがいや存在意義を感じている方もいるかもしれませんので。
●妻の反応
僕の場合、今回の転職活動は状況が状況だけに、全て赤裸々に話をしていました。
これまでの経歴でやりそうでやれなかった、やりたかったけどとん挫した。そんな「大規模な土地の開発職」でした。
電話ですぐに妻に内定の報告をしました。職種の説明をしたら喜んでくれていました。ギャラも100万円近く上がることも喜んでいました。
しかし、「大義名分が見つけれなかった」ということで内定を辞退したい意向であると妻には伝え無ければいけません。
妻の反応は分かっていました。
「驚かない。納得して打ち込める仕事をしてください。」とのご発言。
「妻よ、ありがとう」
そこに至る思考のロジックじゃないですけど、コチラの投稿を参考にしてください。
物事の選定基準や人生の岐路に立った時、僕は僕自身が思う「大義名分」、「存在意義」を大事にしていたように思います。
将来、仕事で実現したい姿がちゃんとあって、新卒から軸ブレすることなくキャリアを積んできました。だから、まだ時間があるので「こだわって仕事を選びたい」と言うのが本音ですね。
僕の納得できる職探しの完結が先か、会社が傾くのが先か・・・。
●「希望職種だが、製品に疑問を感じている」と続かない
理想と現実があります。
- けっして良いとは思えないものを売る。
- 結果的に環境破壊や健康被害につながる。
- 人の人生を狂わせてしまう製品に関わっている。
組織人として、営利団体で仕事をしていくということは、そんな泥みたいなものを啜り上げていくことになります。
ですが、「希望職種だが、製品に疑問を感じていると続かない」、ある日突然モチベーションが下がる。 そんなケースを見てきました。あこがれと、やる気で、エンジンをぶん回せるのは就職して一年ぐらいのものでしょう。
どれだけ、あこがれていた希望職種であったとしても、日々のルーティンはいずれ飽きるものです。いざやってみると、刺激に感じていたことが、刺激でなくなる時が来ます。
そういった慣れが来た時に、「自分が作っているもの、売っているもの」にどこか社内的な存在意義が見出せないと、つらくなってくる。ぼくはそういうタイプの人間なんです。それが分かっているから、できるだけ人に役立つもの、愛されるもの、喜んでもらえるもの、そんなプロダクトやサービスに関われたらなって思っているんです・・。
●まとめ
わかっちゃいるけど、結局のところ、自分の人生の目的とか、なりたい自分とか、突き詰めていくと、就職先が無くなるよって話。
「希望職種だが、製品に疑問を感じていると続かない」ってのは新卒の子は大切にしたほうが良い考え方だと思いますよ。真面目で純粋な人ほどつらくなります。
営利団体で組織人として、35歳にもなると。やりたくないことも、下げたくない頭も、理不尽な裏切りも、数字の為に取引を持ち掛けたことも・・・まあ、色々経験していきますので。
とりあえず、僕は、ある一定以上のギャラが合って、土日休みではなくていいから週に1日は休日が合って、自分が納得できる業界・商材を扱って行けたらなと思っているわけです。
ベストなんて見つからないから、ベターな転職先。そんな感じです。