ほかのお父さんと何で違うの?お母さんかわいそう。
って、息子に聞かれたら・・
何て返答することが正解なのだろうか?
もちろん「何」を問われているかで答え方は変わってくる。
その問いに、スルーをしてよいものか?チャラけてよいのか?真剣に向き合うべきなのか?
身体的な事なのか?精神的な事なのか?働き方なのか?生き様なのか?
息子から問われたのは「働き方」だった。
さらに詳しく聞いてみた。「お母さんがかわいそう」というのは、身重の妻を慮ってのことのようだ。
今では悪阻の時期のように、疲れやすく、日中横になることは無い。ただ、5カ月にもなると、おなかが大きくなり、歩くことやしゃがむことが困難なようだ。もちろん走ることは出来ない。
そういった、妻の不自由さが息子には「かわいそう」に映るのだろう。
そんな状況下で、父親の不在は不思議であり許せないという、6歳児の正義感が「ほかのお父さんと何で違うの?お母さんがかわいそう。」という言葉に集約されているのだろう。
重ねて「最近休みなく、帰ってこない日もある」とも言われた。
・夜間や土日に現場で調査・判断をしなければいけないことがある・・とか
・このコロナ禍で、残業する程仕事があることはありがたいことなんだよ・・とか
・お父さんは仕事大好き人間であり社畜だ。僕の経験と知識を買ってくれた職場にも感謝しているし、しっかり報酬で報いてくれるところも気に入ってる・・とか。
・休暇より報酬を優先するタイプの世代である・・とか
言おうとしたがやめた。
「お母さんがかわいそう」という点に関しては、「そう思うなら、お前が出来る範囲は助けてあげて。頼んだよ。」と伝えた。
「ほかのお父さんと違う」という点に関しては、「皆と違うなんて超イケてる」と伝えた。
「お父さん、プリキュアやん」
「え?どゆこと・・?」
「みんな違って、みんないい。イケてる。」
「お、おう。それや。な、最高やろ?」
「みんな違ってみんないい」は、プリキュアシリーズが伝えているメッセージの一つだ。昔僕が息子に教えた。勝手に、脳内で紐づけされたようでよかった。
画像引用:東映アニメーション
息子に自分の行動問われた時に、目を泳がせることなく、胸張って堂々と答えれたらなんでもいいんじゃないかと。
ではでは。