我が家は、原則として年末年始とお盆の休暇時期は、僕の実家に帰省をしている。
子供が生まれて、5年が経っているので、少なくともこれまでに10回は妻と息子を連れて帰省をしている。僕にも家族にとっても恒例行事になっている。
これまでに、帰省のタイミングと合わせて、関西のテーマパークに訪れたり、六甲の有馬温泉に泊まりに行ったり、評判のレストランを1カ月前から予約して訪れたり・・。
このように、何か特別なことが出来ないかと皆で企画をしたりしていた。しかし、そういったことも減ってきた。これは、孫の存在が特別ではなくなってきているのではと感じた。
冷静に考えると、テーマパークや温泉に行く楽しみは、5歳である今ぐらいの年齢がちょうど良いはずだ。もっと盛り上がっても良いはずだろう。なんて、思わなくもない。
一方で、父も母も70歳を越えてきている。ただ、体力が衰えているだけなのかもしれない。とも考えられる。
とはいえ、近所の公園に一緒に行く回数や、集合写真を撮る回数すらも、極端に減少してきている。孫が特別な存在ではなくなってきているどころか、負の感情が芽生えてきているのかもしれない。
何か不満があるのであれば取り除きたいと考え、父と母に聞いてみた。
父と母の意見は、「孫に対しては、慣れ」とのこと。
また、そもそも「孫が特別な存在という概念はない」と言い切られた。
どこまでいっても、興味の対象は「息子(僕と兄)」にしかない。
年末年始やお盆に息子が帰省してきて、世帯主としてどのようにふるまっているのか、社会人としてどのように職業に向き合っているのか等々、を確認することに主眼を置いている。とも言われてしまった。
あたり前と言われればそれまでだが、「お前、ちゃんとしているのか?」という目で見られているということだ。
親から見れば、幾つになっても子供は子供という言葉が身に染みた。
ではでは。