23:30に眼が覚めた。隣では、息子が寝息を立てている。
どうやら、一緒に寝落ちしていたようだ。
さて、家事の続きをしなければ。
その前に缶ビールを1本飲もうか。
息子の幼稚園の連絡帳に眼を通す。
持ち帰ってきた、給食袋の中身を仕分けする。
朝食はどうしようか。
今晩のカレーの残りにウインナーを一本つけてほしいとのリクエストがあったな。
トンカツの残りがあるがそれでは駄目なようだ。洗い物が増えるな。
幼稚園の登園時刻から逆算をして段取りを確認していく。
慣れないことなので、イメージトレーニングが大切だ。妻がお世話になっているお友達のママに合ったら挨拶も必要だ。
「仕事とおんなじだな」とぼんやりと思った。
その後、家事を済ませていく。
給食用コップ、スプーン、フォークを洗う。
箪笥から、体操服の上下、登園帽子、靴下を取り出し準備する。
幼稚園のカレンダーを確認して、何らかの当番に任命されていないかを確認する。持ち物が大きく変わるのだ。
いけね。ハンカチが皺になっている。
アイロンを掛けなければ・・。
それは、突然やってきた。
ハンカチにアイロンを当てている瞬間に訪れた。
当然だが、子供用の物は、大人用と比べて小さい。
そんな小さなものを、アレやコレやと準備をしていたからだろうか?
湧き上がる感情に咽び泣きそうになった。
なんと、愛おしいのか。
一つ一つが、小さく、愛おしい。
日頃、少し家事を手伝うだけでは味わうことが出来なかった感情だ。
何を偉そうにと思われるかもしれない。
それで構わない。
たまに手伝うからこそ感じることが出来たエモーションだ。
この時間が愛おしい。
お察しの通り、妻が不在です。
数日妻が入院することになった。生死にかかわる病ではないが、簡単な手術を伴う。
今日は、そんな初日でした。
ではでは。