こんにちはkamiです。2019年の2月19日です。
忘れられない一日になりました。
今日は転職ともAGAとも全く関係のない投稿。備忘録もかねて投稿します。
コンビニ見かける「トイレご利用の方は店員に声をかけてください」って掲示物ありますよね?
自分の生活動線の中で使用するコンビニには無いという人もいるでしょう。
ちなみに、今日は私は、3回コンビニに行きました。3箇所中2箇所でその掲示物を発見しました。
いつもなら、あまり気にしないのですが・・今日はちょっと思うことがあったので、「トイレご利用の方は店員に声をかけてください」と言う貼り紙を掲示しているコンビニの駐車場でこれを書き始めた次第です。
- 「トイレご利用の方は店員に声をかけてください貼り紙」の掲示理由を考える
- 「トイレご利用の方は店員に声をかけてください貼り紙」は皆が不幸になる
- 極端なケーススタディ。あの貼り紙ではなく、「ある貼り紙がある」幸せなローソンの話
●「トイレご利用の方は店員に声をかけてください貼り紙」の掲示理由を考える
まず、「トイレご利用の方は店員に声をかけてください貼り紙」(以下貼り紙)とします。
この掲示物、コンビニのマニュアルとしては統一されたものではないと思います。
僕は、他府県にまたがって仕事をしており、車移動が多いです。
ローソン、ファミリー、マート、セブンイレブン等々コンビニはさまざまですが、絶対に貼ってあるチェーン店と言うのはないです。まちまちです。
セブンイレブンで多く見かけるような気がしますが、セブンイレブンの店舗数が圧倒的に多いのでそう感じるだけでしょう。
ではこの貼り紙、誰が貼ろうと決めるのか?それは、コンビニのFCオーナーでしょう。
ではなぜ、コンビニのオーナーは貼り紙をしようと思ったのでしょうか?ちょっと考えます・・・。
・浮浪者が居座ったから
・ありえない使用の仕方をされたから。男子の小便器でう●こ等。
・店内の死角であるトイレ内で万引きしたもの隠された(後で回収しに来る)
・トイレットペーパーや芳香剤の盗難があったから。
・危険な物品の受け渡し場所になったことがある。
・トイレだけ使用するお客に対して腹立たしく思っているから。
・声を掛けさせることで、使用者に「申し訳ないな」と言う思いを想起させ、ついでに何かを購入させる気持を期待している。
こんなところでしょうか?
まとめると、「防犯の観点」と「経済的損失・利益の観点」から貼り紙の掲示をするオーナーがいらっしゃるということでしょう。
掲示理由に関しては、あなたも特に反論はないかと思います。僕もありません。
ただ、あの貼り紙があることで、ありえない排便の仕方をする人がいなくなるわけでも、芳香剤が盗む人がいなくなるわけでもありません。また、店員に声をかけたところで便器が詰まりにくくなるわけでもありません。
店舗を構えて、トイレを使用させる以上、「悪意のあるマイノリティ」を排除することは困難です。
●「トイレご利用の方は店員に声をかけてください貼り紙」は皆が不幸
次にこれ。
あの貼り紙は、コンビニの利害関係人皆が不幸になるアイテムなんじゃないかと思っています。
まず、あの貼り紙を見た瞬間、大多数の方は「店員に声を掛けるか、掛けないか」一瞬逡巡しますよね。で、どちらかの選択をするわけです。
では声を掛けた場合と、掛けなかった場合で、コンビニに係る利害関係人が被る不幸はどちらが多いのかを考察して。
【声を掛けない客がもたらす不幸事例】
①声を掛けずに無断でトイレを使用しているお客を見て、不愉快な気持ちになるコンビニ側。コンビニ従業員もしくはオーナーの「やるせない気持ち」を増加させることになる。
➁何も購入してもらえなければ、水道光熱費と消耗品代を奪われたに等しい。これは経済的な損失。
ちなみに、「小便器に悪意を持ってう●こをする」、「わざと配管をつまらせられた」、と言うものは悪意のある人間によってもたらされる「事件」ですからここでは不幸事例としてはとらえません。
【声を掛けない客がもたらす不幸事例】
①お客は離れた位置にあるレジまでわざわざ歩かないといけない。
➁ピーク時であれば、レジの列に並んでいるお客越しに「トイレお借りします」と発することを強要。衆人監視にさらされる。女性の中にはセクハラではないのか?と主張する人もいるでしょう。
➂スムーズにトイレに入れれば良いが、コンビニのルールに従った結果、ルールを守らない客に順番を抜かされ待つことになった。時間的な損失。
④順番を奪われたことで尿意が限界突破。着衣の損壊はもちろんのこと、己の尊厳を著しく傷つけれらた。PTSD。
➄ ④の事象が発生し、店員が清掃すると言うイレギュラー対応
コチラを見ると、コンビニは全国約5万5千軒、月間総来店客数14億人だそうです。
画像引用:
コンビニエンスストア 統計データ|一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会
馴らしで考えると・・・
1店舗当たり月間約25000人の来客がある計算です。
仮に、総来店客数の1%相当の2500人が尿意に不安を感じて来店、そのうち20%の500人が店員に声を掛けたことでトイレのスムーズな入室を阻害され、そのうち1%の5人が限界値を越えたとした場合。これを清掃する側のお店にも人件費が余分にかかったという計算になりますよね。
⑥ ➄のう●こを清掃する作業により、レジの人員配置計画が狂い、レジの処理速度が著しく低下。顧客満足度の低下。さらに、う●こを清掃させられた従業員は、「こんなバイト辞めてやる」とバックレ、シフトに狂いが出る。FCオーナーの過労度が増す・・・。
一端、う●こから離れよう。
➆ オーナーの期待通り、声をかけてトイレを借りた客が、トイレ代として缶コーヒーやガムをわざわざレジに持ってきた。
客の視点からすると、「トイレ使わせて頂いてありがとう!」と心から思い、「ついで買い」をしている人は少ないでしょう。
そう、「顔を見られて気まずいから買っただけ」である。
気まずさで消費行動に走らされるというのは非常に不愉快だと感じる人が多数派ではないでしょうか。
さらに、レジのアルバイト店員からすると、トイレを借りる際にイチイチ声をかけてくる律儀な客に一瞬対応することも、面倒なレジ打ち作業が増えることも、手間が増えるだけであり利益にはならないのです。
他にも上げればきりがないので、ここでやめようとおもうが・・。
コンビニの「トイレご利用の方は店員に声をかけてください貼り紙」これダレ得?と考えるには十分な考察ではないかと思う。
最後に極端なケーススタディ
独断と偏見に満ちたケーススタディをお伝えします。とある地方都市の生活幹線道にあるローソン。
こちらの店舗のトイレには「あの貼り紙」ではなく、「ある貼り紙」があります。
その貼り紙は、スタッフの手書きを複写したもので、イラストが沿えてあり、綺麗にラミネートがされて、トイレの扉に丁寧に貼られています。
そして、そこにはこう書かれています。
「店員への声がけの必要はありませんので、どうぞご自由にお使いくださいね。」
「ご来店ありがとうございました。またお越しくださいね。」
これがどうした?って?
まず、この貼り紙ですが・・
その店のオリジナルで作成された貼り紙であることがうかがえます。
おそらく一回目は店員が手書きでカラーで作ったものであると推察されます。
そしてこの、何のひねりもない文言。トンチも効いていません、「うまい!!」と言う言葉のチョイスでもありません。
でも、「トイレだけの利用でも気後れしないでねという心遣い」と、レジで対面するわけではないから「来てくれてありがとう」が言えないから、ここで伝えます。と言うことが感じられるわけですよ。少なくとも僕には。
そして、こんなことをするオーナーのいるお店の店員はレベルが高いです。アルバイトなのか身内なのかわかりませんが、総じて接客のレベルが高い。
声がけのバリエーションが多い。もちろん常連客には、アレンジを聞かせた声がけも見受けられる。そして、客から「トイレ借りますねー」、「トイレ借りたよ」って声が自ら発せられる。
さらに、このコンビニのトイレはベースであるトイレ清掃が行き届いているのはもちろんのことだが、客のトイレの使い方が良い。トイレ内にある、「ピースボートや自衛隊のポスター」に落書きが無い。
なんだか、良い循環だと思いませんか?
あなたの周りにこういったコンビニあるかもしれませんよ。
探してみるのも良いかもしれませんね。
最後に、今回このようなテーマで記事を書いた理由ですが・・・
お察しの通り「トイレご利用の方は店員に声をかけてください」という貼り紙をみて、律儀に声をかけた結果、トイレへのスムーズな入室を阻まれた私。その後、限界値を越えた結果、グレーのスーツの小股が濡れてしまい、パンツをそのコンビニで購入し、車の中では暖房の風をスーツの濡れた部分に当てて乾かす羽目になったからです。
ちなみに、この後は転職の面接ではありません(笑)
ではではこの辺で。