こんにちは、kamiです。
このブログを始めるきっかけでもあった「転職活動」を終了することになりました。
ここまでに紆余曲折がありましたが、正式にオファーを引き受けの返答をしてきました。現在の勤務先には16日に退職願いを提出する段取りです。
35歳で始めた転職活動は、36歳を迎えて終了することになりました。もう、アラフォーです。
思えば、2018年に会社が経営不振となり、それをネタに記事を書き始めました。
初回のエントリーを懐かしく読んでしまいました。
2019年の今、僕の予測とは異なり会社は倒産することなく存続しています。峠は越えたが、綱渡りであることは間違いないです。
ただ、この1年で解雇・自主退職者も含め、僕え20人目の退職者となります。1年前で48人いた社員が、今では28人になったって普通じゃない。そのことはまた、別の記事で書いていこうと思います。
さて、転職活動を終了するわけですから、今後は「退職の手続き」がどうだとか、「転職先へ入社してみてどうか?」という記事を書いていくことになるかと思います。ご興味のある方は、今後もどうぞよろしくお願いします。
●35歳転職活動のまとめ
備忘録もかねて記録しておきます。
僕と同じように35歳を超えてから、転職活動をされる方の一助になれば幸いです。ちなみに、僕は2018年・2019年が売り手市場だからといって安易に転職を進める立場は取りません。
僕やあなたが、35歳の時点で「売り手市場ではない」ということは知っておいてください。大手の市場で売り手なのは30歳までです。僕も、会社が経営危機に陥らなければ転職活動なんてしませんでした。
また、僕自身新卒の頃から、2回転職していますが、全てがポジティブな理由で転職をしてきました。スキルアップ転職だとか、上流工程へのチャレンジだとか、客観的に見てそう捉えていただけるキャリアを意識して作ってきました。
そして、今回の転職でもこれまでの業界の経験値のすべてが生かせる業界を志望しました。そのため、志望動機も、自己PRも、転職理由も、何ら苦労することも、引け目を感じることもなく説明することができました。
このような、前提を踏まえて読み進めていただけると幸いです。
転職期間の妥当性
他の方の転職ブログを拝見して、僕の転職活動期間「6ヶ月」というのは異常に長いと気づきました。今更ですが(笑)
しかし、当時の僕にとってはこれが限界でした。経営危機に伴い部下は減る一方ですが、それでも数字を作らなければならず、サービス残業が異常に増えました。結果、転職活動に割く時間が少なくなり、時間の捻出に苦労しました。
転職時期の妥当性
転職時期に関しては、妥当もクソもないです。抜けれるタイミングを逆算して動いたまでです。
1月と言えば、一般的には「求人案件が多くなる」と言われる時期です。しかし、それは「30歳までの若者で、仕事も職域も選り好みをしない」のであればです。
僕の場合、志望業界・やりたい仕事が明確だったので、応募したいと思う案件が少なすぎました。その結果転職活動が長期化しました。
「応募数・面接・内定」の推移とまとめ
【応募数】
総応募数:25社(※無反応だった4社は除外)
・リクナビネクスト掲載案件(直接応募):3社
・DODA掲載案件(直接応募):8社
・ビスリーチ掲載案件(直接応募):2社
・地場の転職エージェント経由:2社
・大手転職エージェントレイノス経由:1社
・リクルートエージェント経由:2社
・DODAエージェント経由:4社
・業界関係者等からの紹介・推薦:3社
このようなエントリーの内訳でした。
尚、転職サイト(リクナビネクスト・DODA)に掲載されている求人に直接応募してみたものの、企業担当者より「全く反応がない」という会社が4社ありました。筆記試験の連絡もなく、不採用とも判断されず、何もリアクションが無いのです。
企業担当者の怠慢もしくは見落としのどちらかだとは思いますが、こちらから催促するのもどうかと思い・・結局放置したままのエントリーがあります。
【面接数・内定】
- 総応募数:25社
- 1次面接到達:19社
- 1次面接合格:15社
- 1次面接合格後辞退:4社
- 2次面接到達:11社
- 2次面接合格:9社
- 2次面接合格後辞退:3社
- 最終面接到達:6社
- 最終面接後辞退:2社
- 内定:4社
僕の転職活動は6ヶ月間でしたが厳密に言うと3段階に分かれます。こんな具合に。
1月に数社エントリーして、2月に内定をもらうが辞退。
3月に数社エントリーして、5月頭に内定をもらうが辞退。
5月に数社エントリーして、6月下旬に内定をもらう。
これも先に書いた通り、「業界と職域」を絞った結果、エントリーをしたいと思う企業がなくなったため、ちょこちょこエントリ―しては面接を受けに行く➡結果が出る。という、非常に効率の悪い転職活動にならざるを得ませんでした。
●結局どのルートで転職し、どんな仕事をするのか?
結局、業界関係者の知人から紹介を頂いた、中小企業に転職をすることになりました。
これです。↓
業界としては不動産業界です。
ポジションは、「保有不動産の運用・新規不動産の購入」です。安定的に賃貸収入を増やしていくことがミッションとなります。
これまでも関わってきた業務なので、特段目新しいことはありません。
- 既存の不動産の運営を行う。
- 保有している不動産に空きが出れば、テナントの誘致を行う。
- 収益の低い物件は、出口を描いて売却していく。
- 常に良い出物が回ってくるように人脈を維持・拡大していく。
そんな日常のルーティンになろうかと思います。
ただ、所有物件が、物流倉庫、オフィスビル、レジデンス、ロードサイドのフリースタンディング(コンビニとか)と、多岐に渡るので、新しく学ぶ必要があることも多いです。
第一志望であった、デベロッパーではないので、「街区の再開発」には携わることができないのは残念ですが、これはこれで良かったのかなと。分相応と言うか、僕らしい着地だと妙に納得しております。
●懸念事項
「相性の問題」があるかと思っています。入社する前と後では、感じ方が違うということってありますよね。
どこの会社でもあり得ることなんですが、この業界はちょっと癖が強いです。
不動産業界は非常にアナログな業界です。120年近く変わらない民法と、30年前に制定された借地借家法をベースに運用がされているような世界です。来年民法が改正になりますが、その程度で各プレイヤーを取り巻く環境なんて変わらないです。時代が令和になろうが、AIが導入されようがなんら変わりません。
まあ、しいて変化があるとすれば、賃貸仲介業者の、AIやIOTによって、契約実務の簡略化、内覧のあり方の変更、建物管理のロボット化・遠隔化が加速するぐらいでしょう。
そんな業界の中で、「貸主・地主」と言われる人々の世界は特殊です。貸主・地主と呼ばれている人や組織は、井の中の蛙であることが多いです。
特に代々、地主稼業の人達は、ちょっと頭おかしいと言っても過言ではないカルチャーを持っている場合があります。
また、個人・企業に関わらず地主と呼ばれる会社のほとんどが、戦後の復興時期からずーっと地主です。それゆえ、同族企業独特のカルチャーが色濃く残っているものです。
つまり、このような会社に入社するということは賭けでもあるわけです。合わなければ一瞬で辛くなるということです。
今回は、きっかけをくださった人がいます。この求人案件は「面倒を見てやって欲しい会社があるんだけど?」というオファーからスタートしているわけです。「合わない」なんていってる場合ではないのです。
文句のない報酬、労務環境、業務フィールドを用意してもらったので、上手くやっていきます。
ではでは、このへんで、6ヶ月間の転職活動の振り返りを終えたいと思っております。
ありがとうございました。