「いらん。」
愚弄するな。そんな金は要らん。
この記事の下書きをしたのが2週間前だ。
引用:YAHOOニュース
URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00000077-mai-pol
3月31日現時点の、現金支給案の議論は少しはマシになっていてよかった。
にしても、遅い。
さて、リーマンショックの時もそうだが、緊急経済対策が必要とされる局面において、現金、クーポン、振興券を発行しようと言い出すのはいったい誰なのだろうか。
支持率集めに効果的なのだろうか?
もちろん、12,000円を必要としている世帯もあるだろう。ただ、誤解を恐れず言うと、今日明日の12,000円を必要としている人に支給したところで、本質的には何も変わらないと思う。
全国民に給付した12,000円が、「経済を回す起爆剤」になるとは思えない。
僕は、12,000円はいらない。
3万円でも、10万円でもいらない。
決して格好をつけているわけではない。
30万円なら欲しい。
そういった、欲はしっかりとある。いやふんだんにある。
自分の稼ぐ力と、経済的余力と、手の届く範囲の経済の衰退を天秤にかける。その程度の勘定はできる。
僕が言う「手の届く範囲の経済」とは、贔屓にしているの飲食店が「運転資金が厳しい」と頭を抱えていたこと、テナントが家賃の減免を申し出てきたこと、取引先が「4月末支払い予定の現金の半金を先に貰えないか」と頭を下げてきたこと、等だ。
この程度の範囲を指す。
今回のコロナショックで多くの「ヘルプ」が聞こえてきた。この先、もっと増えてくるのだろう。
自分の懐に、数万円が入ることよりも、関わりのある中小零細企業が延命できる方を強く望むということだ。
政府も、こういった主旨を明確に丁寧に伝えて、「12,000円の現金支給はやめて、大多数を占める中小零細企業の支援をする」と言えないものだろうか。
1億2千万人×12000円。約1.4兆円だ。この金を、息も絶え絶えな社の中小零細企業にばら撒いてやれ。こっちの方が、金が生きるだろう。
政府のいう強大な緊急経済対策が30兆円だ。どうせほとんどが貸付枠なんでしょ?貸付枠とか、小さいこと言わずに、1兆円ばら撒いて中小零細企業を支援してやってよ。と言いたくなる。
こんなことを、国民に想起させる、「全国民に12,000円を給付する」案のばかばかしさったらない。
もう一度言う。
俺は、12,000円でも、3万円でも、10万円でもいらん。
「じゃあ俺にくれよ?(笑)」と、冗談でも言うやつは、○ね。と思っている。
ではでは。