こんにちはkamiです。
倒産目前の会社に勤める36歳のサラリーマンです。
わが社は倒産目前。
毎月のキャッシュフロー目当てで、販管費と仕入原価をギリギリ支払っている状況です。
家賃、人件費や、営業活動に伴う諸経費というのは大体の目安がついてます。
それをまかなうだけの顧客からのキャッシュインフローがあるかどうか・・・。
綱渡り感が半端じゃないですよね・・。
仕方ないです。内部留保がほとんどない状態ですから。
こんな状態で、ボーナスが支払われたのか・・・ということですが。
倒産目前の中小企業で支払われたボーナス
まず、結論を言うと支払われました。
ちなみに、業界は建設・不動産関係で、社員が50人以上100人未満で、売上規模が30億程度です。
肝心のボーナスの支給額ですが・・。
ええ、大幅減です。
金額も書きましょう。額面で20万円でした。
いやいやいやいやいや!!!!
無理無理無理無理無理無理!!!!!
まじで無理だから。
僕は、ボーナス支払いのものが無かったのが幸いです。
ボーナス払いのローンを抱えている同僚は青ざめていましたよ。
僕の基本給は40万円なので、ちょうど0.5か月分なんです。
ちなみに2018年夏のボーナスは40万円でした。2017年のボーナスは、夏と冬に70万円づつありました。
さて、ここまで読んで、反論のある人もいるでしょう。
「いやいや、ボーナス出るだけましだよ。」
「慢性的にボーナス出ないよ・・・」
もちろんそういった会社にお勤めの方もいるでしょう。
ただ、僕はその方々の反論に同調する気はありません。
だって、それは同調する性質のものでもないし、比べるものでもないからです。
皆さんもそうだと思いますが、自分の経験値をもって、「ああ、この会社の基本的なスタンスとして、ボーナスはだいたい〇ヶ月分は支給されるんだな」ということは認識していると思います。
そして、それに基づいた生活設計や、家計の予算配分をしていますよね。
会社の規模や、利益に関係なく、中小や零細企業ではオーナー経営者の考え方として、「基本1ヶ月分を払う」という風潮の会社さんもあるでしょう。
大企業のように、労働組合がちゃんと機能していて、「2ヶ月分を勝ち取る」、「3ヶ月」を勝ち取る会社という会社もあるでしょう。
こんなこと言い出したら、身も蓋もないですけど、残業代が天井で出るけど過労死級に働かされる会社もあれば、出ない会社もある(労基法違反だけど)、みなし残業40時間以上はタイムカードを切ってはいけない雰囲気の会社もある・・。
つまりね、みんな「それぞれ」なんですよ。
- 隣の芝生はあおい。
- 隣の席の食い物が上手そうに見える。
- 友達の彼女が可愛く見える・・・。
ちょっとズレたか・・。
ボーナスが基本出ない会社に勤めている人は、ボーナスをアテにしない生活設計でしょう。
平均値より悪い成績でも40万円はもらえる、好成績を取れば100万円貰える、そういった「ボーナス風潮」のある中小企業勤めの僕のは・・・
「ちょっとは、アテにする生活」してましたよ。
それが、崩れ去る。
会社が相当やばいのね・・・そう本気で思った・・。
そういうことですよ。
経営状態がとても悪いのにボーナスを支給する是非
また、ところで倒産目前なのにもかかわらず、「0.5か月」分とはいえ、ボーナスを支給するという行為が、果たして「経営者として立派なのか・正しいのか」どうか・・。
ぼくの推測ですが、今回全社員に支払ったであろうボーナス総額は約3,000万円と見ています。
はたして、このお金は経営者として払うべきだったのでしょうか?
何が言いたいかというと・・。
「大幅減とはいえ、社員のモチベーション向上につながったのか?」ということです。
「少しでもボーナスを支払おうとするなんてすばらしい社長だ」
「大幅減だが仕方ない。自分も会社の立て直しに尽力せねば!!」
社員の多数がこう思えばこのボーナスは生き金になるでしょう。
しかし・・・
「2,000万円のボーナスをカットして、会社の運転資金にあててほしかった」
「これだけしか支給されないなんてやばすぎる、倒れる前にやめよう。」
こう思う社員が多ければ、あのボーナスは「生き金にならないでしょう。
果たして当社の社員はどう思ったのでしょうか?
僕が、数名と話した印象、社内の雰囲気を見て思うことは・・・
「とりあえず半分でもボーナス出てよかった・・」
「この年末年始に転職活動の準備はしてみよう・・と見切りをつけた感が漂う」
・・・
・・・・・
「社長、死に金になってるっす・・・。」
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
年内もう一回くらい投稿します。