【息子の言葉遣い】「お父さん、お茶」を許してはいけない。
前回に引き続き、幼児教育に関して書いていきたいと思う。今回は、言葉遣いに関してだ。
「お父さん、お茶」
妻は気に留めていないようだが、僕はこのセリフが死ぬほど嫌いだ。
ちなみに「お父さん、お茶っ取って」の意味である。
僕の実家ではこの言葉遣いは許されなかった。母がとても厳しかった。
「お茶 で 切るな。あたしはお茶ではない。」と厳しく叱られた記憶がある。それゆえ、僕も「お父さん、お茶」は認めていない。
息子が4歳頃だったろうか、この言葉遣いを正した。
日曜日の夕食時だったように記憶している。
「お父さん、お茶」
「お父さんは、お茶じゃないよ。ちゃんとお願いして」
「お父さん、お茶 (笑)」
「だから、お茶で切るな。『お茶取ってください』。でしょ?」
「お父さん、お茶 (笑)ケラケラ(笑)」
「・・・・」
子どもはふざけだしたら止まらない。僕は、激しく叱った。
楽しかった休日の食卓は一瞬で凍りつき、彼は泣きじゃくってしまった。構わない、そんな日も必要だ。
「お茶、入れて下さい。」
「ウンチ出たので、おしりふいて下さい。」
「ペットボトルが開けれないので、開けてください。」
あれ以来、息子の「人にお願いする場合の言葉遣い」は綺麗になった。
幼稚園の先生や周囲が驚くレベルだ。
僕だって、言葉遣いは荒いし、冗談で汚い言葉も使う。いやむしろ好む。
「マジ、クソだな」、「馬鹿うまい」、「F〇CK」等々・・・。
大切なのは、バランスだと思っていて、すべてにおいて丁寧さを強要させる必要はない。こどもらしさは失ってはいけない。
『クレヨンしんちゃん』で覚えたキーワードを使いたくもなるだろう。そこが子供と会話をしていて面白い点でもある。
でも、「お願いをする時、施しを受けた時、誰かを助ける時、熱意を伝える時」は駄目と教育している。
その分別が、彼に伝われば、それだけで良い。
ではでは。