勤務先の近くの100円ショップのセリアに行った。この店を訪れるのは初めてだ。
比較的大きな売り場を持つ店だが、客は少なく店内は閑散としている。
文房具等必要なものを数点手に掴み、レジを探した。
有人レジとセルフレジが導入されていた。
個人的には、セルフレジより有人レジを好む。
どのレジにも、先客がおらず、どこに並べば良いのか少し迷った
有人レジに立つ女性スタッフが、僕を無言で見つめている。
僕は、彼女が立つレジに向かい、カゴをレジ台においた。
無言で商品がカウントされ、カゴの中にレジ袋が1枚入れられた。
550円かな?660円かな?とぼんやり思いながら
小銭入れの中の小銭をカウントし始める。
・・・・
・・・・
店員の視線を感じる。
僕も、不自然な間を感じて視線を合わせに行った。
僕は「なんぼですか?」と告げる。
店員は、レジの金額表示を指で指し示す。
僕は戸惑いながらも、660円をトレイに置き、「領収書下さい」と告げる。
無言でうなずく店員。
「なんだ、この店員?」とモヤっとする。
一応「ありがとう」と告げ、領収書を受け取る。
店員は軽く会釈をする。
で・・・。
この商品は、自分で入れろということかと理解し、袋詰め台を確認し移動した。
そこで理解した
「どこに貼っとんじゃい」」
そう思い、レジに戻り、レジ周辺を観察した。
「あった」
同じPOPはあったが、サイズが少し小さく、角度が悪い。気が付かなかった。
お客や従業員を感染症から守るために、過剰に対応することは良いと思っている。このご時世。
でも客が、この「感染症予防オペレーション」を認識できず。不快感を抱えてしまっては元も子もない。
適切なPOPの位置を検証しきれていないという点では、サービスマインドが低いと思わざるを得ない。
コロナウィルスによって、出来るだけ人が媒介しない取り組みが加速させられている。
企業としても、次の感染症対策に向けて、多くの職種で省人化の仕組みを導入していくことだろう。
ハートウォーミングな心遣いが無いと、うまくいかないよー、そんな風に思い店を出た。