kaminomania ~倒産前に転職を試みる35歳会社員の奮闘記~

会社の経営危機で転職活動中の35歳係長が日々のあれこれを綴ります

マクドナルドにおけるダイバーシティな常連客を紹介したい。 

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さて、転職活動という大きなミッションが完了した今、ちょっと気が抜けています。これは、はてなブログを継続していくモチベーションにも影響しています。

 

忙しい中で時間をやりくりしながら続けていた投稿だから、暇になると逆に書きたい意欲が低下するという・・。

 

とは言え、一応マクドナルドには通っている。PCを立ち上げ、はてなブログの管理画面に到着し、書きかけの下書きを眺める。

 

眺める、下書きを開いては、加筆して、閉じる。

別の下書きを開き、加筆して、閉じる。

 

仕上げたい記事が見当たらない。

 

新しいネタ探しのネットサーフィンを開始した。

気付いたらグーグルの検索窓に、「サラ・カサノバ」と打ち込んでいた。

理由は不明だ。

 

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画像引用:http://www.mcdonalds.co.jp/company/message/

 

 

今、僕はマクドナルドに居るのだから、まあこういうこともあるだろう。流れに身を任せて検索結果を見ていったところ下記の記事を見つけた。

 

日本マクドナルドの回復の道標を作ったサラ・カサノバ社長が会長職へ退き、外部から招聘された日色氏が新社長に就任するとのこと。

社長交代の理由は、偽装肉問題以降の回復期フェーズから反転し、成長フェーズへ移行することが理由らしい。「ジョンソンアンドジョンソン」を叩き上げで社長まで上り詰めた日色氏の手腕に注目が集まっていると記事は書いていた。

 

toyokeizai.net

 

新社長の日色氏は、現場でのコミュニケーションを重視する。「現場にしっかり注意を向けて、(そこで気づいたことを)戦略に結びつけていくことが非常に重要」とコメントしている。

 

 

現場で気づいたこと・・

なるほど。

 

 

年間来客数14億人のマクドナルド。その内の1人である僕。

マクドナルドはピープルビジネスだ。

 

届けたい。僕の言葉を。

 マクドナルドを取り巻く、ダイバーシティ(多様性)な常連客達の姿を。たとえば、目の前にいる不可思議な姿勢の彼や、テーブル席一つ挟んだ謎の集団のことを。

 

伝えたい。

 

①不可思議な姿勢の中年男性。

マクドナルドのソファ席といえば、座面と背面の角度はほぼ直角だ。背筋がピンとなり、やや前のめりでハンバーガーにかぶりつけということだ。

 

 回転率の問題だろう。ピークタイムの客席をいかに捌くかが肝要であるというビジネスモデルなのだ。多分。知らんけど。

 

しかし、そのお店側の意図を無視した角度で食事中の中年男性が存在する。彼は僕と同じこの店舗の常連客だ。

 

 その状況を盗撮した画像はないが、「不自然すぎる角度」が適切に伝わるものとしてはこの画像が近いので引用をさせていただいた。

 

 

 

 

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画像引用:hachi8

https://www.hachi8.me/

 

この画像が撮られた場所は終電の車内だ。アルコールに侵されたと推察される。では、マクドナルドにおいてこれに近しい姿勢を繰り返す中年男性の意図はなんだろうか?

 

それは、JKだ。

 

視線の先には、主としてJK(女子高校生)がいる。JKが不在の場合は、概ね若い女性がいる。

 

この場合、マクドナルドの従業員として適切な対応はなんだろうか?若い女性を性被害から守る手立てはないものか?

 

この中年男性の姿勢を注意して追い出すのは難しい。なぜなら、彼は寝ているわけではない。むしろ「ある瞬間」を逃すまいと目は見開かれている。さらに彼は撮影行為には及んでいない。(と思われる。ネクタイピンや、ベルトのバックルにスパイカメラを仕込んでいれば角度的にはバッチリだが。)

 

・女性客に席の移動をおすすめする。

・ひざ掛けを提供する。

 

このようなオペレーションが有効ではないだろうか。幸いこの店舗はいつも空調が効き過ぎている。また、男性客には、「お客様いかがなさいましたか?」と声がけをする程度でよい。「店はあなたをマークしている」とオブラートにメッセージが伝わるだろう。これで、しばらく経過観察が好ましいと考えている。

 

②くしゃみが止まらない男性。

この男性は、常連客の一人ではあるが、くしゃみに苦しんでいる。何らかのアレルギー性鼻炎持ちなのか、虚弱体質で風邪をよく引くのかもしれない。

 

彼は、毎回、着座し食事を開始してすぐに、特殊なくしゃみをする。なかなか止まらないまま5分~10分慢性的に続く。尚、音と音の間隔は約30秒だ。

 

え~・はっ・きゅぅぅぅうん!」

 

何故か「・」のところに溜めが生じる。それが彼のくしゃみをより個性的で耳障りな存在へと昇格させていく。

さらに、一連の流れ・音に意識を向けていないと、突然「きゅぅぅぅうん!」と奇声を上げているようにしか聞こえないのだ。

 

流石に周囲の客も辺りを見回している。不可解な音の発生源が誰なのか把握したいのだろう。把握しないことには落ち着いて食事ができないというものだ。尚、このくしゃみはイヤホンをしてBGMを聞いている僕の耳にも容赦なく届くボリュームだ。

 

PCを操作しながら資料を見つめていたビジネスマンは、キーボードを叩く音が露骨に大きくなった。

 

スマホのオンラインゲームに乗じている4人組の高校生の一人は、「くしゃみ」の後に、間髪入れず「ウェイ」と奇声を発し、4人でクスクスと笑い合う。このようなクソガキを見ると親の顔をネットに晒したくなる衝動に駆られる。

 

このような発作的な咳やくしゃみにお困りのお客様には、水を片手にご様子伺いをするといったオペレーションも必要だろう。苦しんでいる当人にも、周囲の人にも配慮した適切な対応だと考えられる。

 

③マルチの勧誘行為を受けている「ノリコ」

2人組の男性による勧誘行為が目の前で展開されている。勧誘トークの骨子は、「このビジネスが人生を豊かにするツールである」と説くところにあり、労働収入一本に頼るのではなく、権利収入の仕組み構築することが大切だと。

 

日本の年金はあてにするな、債務超過国である日本の存続も怪しい、トヨタ自動車も終身雇用をやめると宣言している、こんな時代だからこそ社会や会社に依存しない生き方を模索しろと。

 

そして、2人組の男たちは執拗にこのフレーズを展開している。おそらく、クロージングトークなのだろう

 

『 君に会わせたい人がいる。その人の話を聞いてもらえれば、自らが搾取されている側であったことに気づく。いや、気付くなんてレベルじゃない、価値観が揺れる。

ノリコには幸せになって貰いたい。俺たちは君がチャンスを掴む機会を提供しているつもりだよ?アムウェイをやる・やらないの問題ではなく、この搾取され続ける社会で、労働収入だけで生きていくことがいかにリスキーなことか知ってほしいんだ。

ねぇ、どうかな?来週のスケジュールで、都合の良い日時はどこかな?このマクドナルドでコーヒーでも飲みながら話を聞いてみないか? 』

 

ノリコは、「あなたが成功していないのに説得力がない。」、「成功したら誘ってよ。」、「良い噂を聞かないけど大丈夫?逆に心配だよ。」といなし続けている。

 

この攻防が1時間続いたのち。

 

ついにノリコが「もう、わかったよ。話を聞くだけ。聞くだけだからね。不快に感じたら帰るからね!」と折れたのだ。

 

こんなトークで勧誘が成功するのかと関心をしていたところ、衝撃の一言を耳にした。

 

 

「2人ともクドい。落とす姿を映像で描けてんの?」

 

 

どういうことか???

 

そう、これ「勧誘トークのトレーニング」だ。ノリコが男性2名よりも上位ランクなのだ。

 

マクドナルドとしては「マルチ集団の活動はご遠慮ください」というスタンスで良いかと。尚、この店舗は、10名クラスで集団ミーティングが行われるほど関係者が多い。実際の勧誘行為も毎晩行われているといっても過言ではない。

 

④新聞を輪読する男性集団

この集団は男性4人で構成されている。団体名は分からないが、内容を聞いていると、創価学会のようにも思えるが違うようだ。いずれにせよ仏教系の団体である。

 

この集団を僕が観察している理由がある。それは、この4名が何故入信しているのかが分からないと感じる点だ。

 

新聞の輪読中に、政治や思想に関しての議論が始まるのだが、班長と呼ばれる人物の発言力が弱い。班長以外の3人は、班長を舐めているような節も見受けられる。

 

そして、コイツら教祖をちょいちょいディスってる。

 

この組織力で布教が出来るのかと疑いたくなる。

 

彼らは輪読の声が大きいわけでも、他のお客を勧誘行為をしているわけではない。はたから見れば「新聞深読み同好会」にしか見えない。

 

マクドナルドの従業員としては、「静観」でよい。

 

⑤まとめ

僕が、約2年間ほぼ毎日、21時~23時までマクドナルドに居続けることで見えてきたダイバーシティなお客様を紹介してきたわけだが・・。実は、もっと紹介したい個性的な常連客がたくさんいるのだが・・。

 

申し訳ないが、このトピックに飽きてしまった僕がいる。実は「①不可思議な姿勢の中年男性」を書いた時点でもう初期衝動は失っていた。それにもかかわらず、4,000文字も書いてしまった。

 

 

もう、強引に締めたい。

 

 

マクドナルドは、ビジネスマンの打合せ場所、マルチのMTG会場、新興宗教の修練場、アフィリエイターの作業場、その他多くの会合場所として支持される素晴らしいレストランである。

  1. 大人数で気軽に集まれるスペース(可動式の席がある)
  2. 対象顧客が幼児から老人まで幅広く、適度にうるさい。
  3. 飲食物の量が手軽であり価格が安い。
  4. スイーツからお食事まで揃えるラインナップ。
  5. モラルの問題だが、一人一品注文制を強いられる雰囲気ではない。

この5点が、ダイバーシティな顧客層を築くことになり、外食産業のトップ企業として君臨し続けることを可能にしている最大要因と言えるだろう。

 

このようなダイバーシティな顧客の中心で、ひたすらにPCのキーボードを叩き続ける僕はクレイジーかもしれない。そして、今日はこれまでで一番集中力と生産性がなかったこと付け加えておきたい。

 

 ありがとうございました。

おはようのトーンが違ったから

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 結婚して長いから、俺が求めていることわかってくれるはず。

という甘えが根底にあるなら捨てなければならない。

 

夫婦関係なんて、元々は他人同士なんだから。

どんなキレイごとで着飾っても、ベースは他人。

 

 

だから、努力するの。

 

関係を維持し続けることが出来るように。

 

努力をし続けるという意思がなけりゃ続かない。いつか終りを迎える。

 

 

 

常に、自分の中の相手方に対しての理解度がズレていないか?の確認が必要だ。

ズレが生じると日常の些細なことで諍いが起きるのだ。

 

「この程度のことで言い争いに発展したことはなかったよな?」と感じたら。

 

意識を向けて相手を観察をするのだ。このズレを放置してしまうのは良くない。一度ズレたらどんどんズレる。

 

大きくズレると、戻すのが面倒になってしまう。面倒と感じると、相手方と和解することに無関心になってしまう。

 

 

 

だから、奥様との間に諍いが生じたときには、関係を修復する努力が必要なのだ。

 

 

 

今朝は、奥様がいつも通り起きてこない。

 

新しく始めたパートのせいもあり、疲れているのだろう。

そう察して、自分の朝食を用意し、身支度を整え、出発の5分前。

 

 

いつもより30分遅く妻が起きてきた。

 

 

「おはよう」と言った僕。

 

奥様は僕を無視をした。

 

 

 

もう一度、「おはよう」と言った僕。

 

いつもと違う「おはよう」を発する奥様。

 

ここ。

ここなんです。

 

振り返ると、この局面で、「どうした?なんかあった?」と切り返せればよかった。

 

 

しかし、僕はどうかしていた。

「何やねん?朝から感じ悪いね」と絡んでしまった。

 

それに対し奥様は、こうおっしゃった。

「私は、昨晩あなたに暴言を吐かれました。感じも悪くなります」と・・。

 

冷静な対応だ、とりあえず謝罪だ。

 

しかし、奥様は「今日一日、自分の何が悪かったのか考えてください。それでは今日も稼いできてください」と切り返えされ、半ば強引に押し出され、マンションの廊下に出された。

 

 

追い出された?

 

世帯主が追い出された?

 

驚きを隠せず、とりあえず駐車場に向かう。

 

今日一日を使って反省しろということか。

まだ、対話の用意があることは分かった。関係修復は可能だ。

 

 

しかし、何を謝れば良いのか・・。

思い出せない。

 

僕が悪いのだ。

 

 

【 2019直木賞候補】原田マハへの興味が止まらない。 

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原田マハ

 

ご存じだろうか?

 

 

何者か?

 

御年56歳の女性作家だ。

 

 

新聞を読んでいて、2019年の直木賞候補者の氏名を見つけた。どの方の名前も知らなかった。僕は、月に10冊は本を読むが、主にビジネス関連の本を読むことが多い。

以前は小説ばかりだったが、ここ10年は小説の類は読んでいないので、トレンドに関しては疎い。伊坂幸太郎がデビューして、世間に衝撃を与えていたぐらいの時期で止まっている。

 

 

原田マハ

 

インパクトは大である。

 

 

「マハ・・変わったネームだな?」

 

「マハ・・どんな意図があるのか?」

 

 

「マハ」が頭から離れない。「マハ」が気になって仕方がない

 

 

「マハ」で検索してみた。

 

●原田マハのウィキぺデイアを見て驚いた

以下、ウィキペディアからの引用だ。

 

原田 マハ(はらだ まは、女性、1962年7月14日 - )は、日本小説家キュレーター、カルチャー・エッセイスト。東京都小平市生まれ。小学6年生から高校卒業まで岡山県岡山市育ち。岡山市立三門小学校岡山市立石井中学校山陽女子高等学校関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史学専修卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館に勤務後、2002年にフリーのキュレーターとして独立。

2003年にカルチャーライターとして執筆活動を開始し、2005年には共著で『ソウルジョブ』上梓。そして同年、『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、特典として映画化される。mahaの名でケータイ小説も執筆する。キュレーターの経歴とも相まって、美術を題材とした作品が多い。

ペンネームはフランシスコ・ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」に由来する。兄は、同じく小説家の原田宗典

 

①原田マハの経歴とバックボーンに驚いた。

この方の創作・創造の素地は、「美術」にある。

 

なんと、キュレーター(学芸員)経験値がある。キュレーターとは、美術館に勤務し、企画展の展示、美術品の、保存、収集に携わる職業の人だ。

企業の私設美術館の設立に携わり、あの森ビルの「森美術館」の設立の要として活躍した後、フリーのキュレーターとして独立するまでに活躍されている。

 

さらに、フリーのキュレーターとして独立した矢先、作家デビューまでしている。

41歳で執筆を開始して、43歳の2005年に『カフーを待ちわびて』を上梓した。見事処女作で、第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し2006年作家デビュー。以降、2012年に山本周五郎賞受賞をはじめいくつかの賞を受賞。

 

直木賞候補にノミネートされるのは、2012年、2013年、2016年、2019年、今年4回目となる。

 

41歳で初めて小説を書いて、この勢いと活躍っぷりに驚いた。

 

上で、引用しておきながら申し訳ないが、原田マハのことが気になった方は、是非とも下記の公式サイトにて、彼女の歩みを追ってほしい。

 

haradamaha.com

 

ウィキペディアでは伝わらない、彼女の息遣いや熱量が伝わってくる。

パワフルな女性なんだと感じられるだろう。

 

➁原田マハの実兄に驚いた。

小説の類を読まれる方ならご存知だろうか?

原田マハの実兄は、「原田宗典」である。御年60歳。

 

原田宗典と言えば、ゆるく・楽しいエッセイを書く作家だ。デビューは小説だったように記憶している。

 

僕の記憶に残っているのは、「東京困惑日記」「スバラ式世界」、そして「17歳だった」である。日常にあふれる題材を、ユニークな視点で切り取っている。

 

元祖 スバラ式世界 (集英社文庫)

元祖 スバラ式世界 (集英社文庫)

 

 

僕が、中学生の頃に読んだ、「十七歳歳だった!」は非常に興味深かったという印象があるものの、中身がどんなものだったのかは覚えていない。一本のエッセイが人の人生に与える影響はそんなもんだろう。

 

十七歳だった! (集英社文庫)

十七歳だった! (集英社文庫)

 

 

本の装丁のイラストもゆるくて好ましい。

東京困惑日記 (角川文庫)

東京困惑日記 (角川文庫)

 

 2013年に、薬物で捕まったようだが、最近復活を遂げている。

 

●原田マハの本を読んで驚いた。 

僕は、上記までの情報をインプットして、図書館に向かった。

 

検索機に「原田マハ」と打ち込んだ。貸出可能な作品が5つヒットした。図書館内を探して回り、冒頭20ページづつ読んでみた。

貸出可能な5つの内3つは小説ではなく、印象派の絵画の解説本や、大作を生み出した作家の生い立ちの秘密を解いていく、そのような本だった為辞退した。

 

結局、デビュー作の「カフーを待ちわびて」と「異邦人(いりびと)」の2冊を借りることにした。

 

2作品とも面白く、個人的には10年ぶりの小説だったのもあるが、寝る間も惜しみ、常に持ち歩き、暇さえあれば読んでいた。

 

カフーを待ちわびて

「カフーを待ちわびて」は恋愛小説だ。日本ラブストーリー大賞を受賞し映画化されただけのことはある。シンプルに面白い作品だった。

沖縄の近隣諸島で、ゆるく生活をしている男の元に、「私をお嫁さんにしてください」という主旨の手紙が届く。手紙の差出人が島に乗り込んで来て共同生活が始まる・・という流れで物語が展開されていく。

若干、受け入れ難い設定に違和感を感じつつ読み進めていくと、しっかりとヤマもオチも、どてん返しもあり、泣き所もあり、楽しむことが出来た。

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

 

 

異邦人(いりびと)

原田マハにしか書けない作品かもしれない。

 

舞台は京都、天才画家を巡り、様々な関係者(大金持ちや権力者)が翻弄されていく様を、表現力豊かに描いている作品だ。また、原田マハの美術に関する造詣の深さや、作品への表現や愛情が、この作品をより完璧なものに昇華させていると感じた。

 

原田マハの持つ、美術に係る人間としての素地が、この作品に丁度美術館で絵画を見るときのような静謐な雰囲気を読み手に与えてくれる。美術が好きで、京都が好きで、小説が好き、なら面白い作品と感じられるかもしれない。

 

ちなみに、僕は京都居住歴があり、美術館や寺社仏閣が好きだ。つまり、この作品の読み手としては、フィルターがかかっている。客観的にこの作品を振りかえって

 

作品のストーリー構成(起・承・転・結)+(破・急)で言えば、「転」が弱い。 この作品で言えば主人公と天才画家が出会い、二人が急接近していく流れが弱い。

 その後、主人公と天才画家との関係が明らかになり物語はブレイク(破➡急)していくのだが、「驚きの要素」が無駄に多かった。そんなに驚きを入れなくても良いので物語の収まりを、もう少し丁寧に描いてくれたらよかったと思った。

 

それでも、作中に現れる「見えるはずのない傑作の絵画」を、読み手に想起させる表現力はすごい。

本や絵画が好きな人は興味を持って読める作品だ。

 

異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)

異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)

 

 

 

 

●161回 2019年直木賞の行方

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さて、どの作品が直木賞を受賞するのか?正直、あまり興味はない。

 

ただ、僕は、原田マハにハマっているということだ。

 

なんか文字にするとややこしい。

 これをきっかけに、彼女の作品を深く掘っていきたいと思った。

 

 

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【36歳 転職活動終了】何社応募?何社面接?何社内定?

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こんにちは、kamiです。

 

このブログを始めるきっかけでもあった「転職活動」を終了することになりました。

 

ここまでに紆余曲折がありましたが、正式にオファーを引き受けの返答をしてきました。現在の勤務先には16日に退職願いを提出する段取りです。

 

35歳で始めた転職活動は、36歳を迎えて終了することになりました。もう、アラフォーです。

 

 

思えば、2018年に会社が経営不振となり、それをネタに記事を書き始めました。

初回のエントリーを懐かしく読んでしまいました。

 

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2019年の今、僕の予測とは異なり会社は倒産することなく存続しています。峠は越えたが、綱渡りであることは間違いないです。 

 

 ただ、この1年で解雇・自主退職者も含め、僕え20人目の退職者となります。1年前で48人いた社員が、今では28人になったって普通じゃない。そのことはまた、別の記事で書いていこうと思います。

 

 さて、転職活動を終了するわけですから、今後は「退職の手続き」がどうだとか、「転職先へ入社してみてどうか?」という記事を書いていくことになるかと思います。ご興味のある方は、今後もどうぞよろしくお願いします。

 

 

●35歳転職活動のまとめ

備忘録もかねて記録しておきます。

 

僕と同じように35歳を超えてから、転職活動をされる方の一助になれば幸いです。ちなみに、僕は2018年・2019年が売り手市場だからといって安易に転職を進める立場は取りません。

 

僕やあなたが、35歳の時点で「売り手市場ではない」ということは知っておいてください。大手の市場で売り手なのは30歳までです。僕も、会社が経営危機に陥らなければ転職活動なんてしませんでした。

 

また、僕自身新卒の頃から、2回転職していますが、全てがポジティブな理由で転職をしてきました。スキルアップ転職だとか、上流工程へのチャレンジだとか、客観的に見てそう捉えていただけるキャリアを意識して作ってきました。

 

そして、今回の転職でもこれまでの業界の経験値のすべてが生かせる業界を志望しました。そのため、志望動機も、自己PRも、転職理由も、何ら苦労することも、引け目を感じることもなく説明することができました。

 

 このような、前提を踏まえて読み進めていただけると幸いです。

 

転職期間の妥当性

他の方の転職ブログを拝見して、僕の転職活動期間「6ヶ月」というのは異常に長いと気づきました。今更ですが(笑)

 

しかし、当時の僕にとってはこれが限界でした。経営危機に伴い部下は減る一方ですが、それでも数字を作らなければならず、サービス残業が異常に増えました。結果、転職活動に割く時間が少なくなり、時間の捻出に苦労しました。

 

転職時期の妥当性

転職時期に関しては、妥当もクソもないです。抜けれるタイミングを逆算して動いたまでです。

1月と言えば、一般的には「求人案件が多くなる」と言われる時期です。しかし、それは「30歳までの若者で、仕事も職域も選り好みをしない」のであればです。

 

 僕の場合、志望業界・やりたい仕事が明確だったので、応募したいと思う案件が少なすぎました。その結果転職活動が長期化しました。

 

「応募数・面接・内定」の推移とまとめ

【応募数】

 総応募数:25社(※無反応だった4社は除外)

 ・リクナビネクスト掲載案件(直接応募):3社

 ・DODA掲載案件(直接応募):8社

 ・ビスリーチ掲載案件(直接応募):2社

 ・地場の転職エージェント経由:2社

 ・大手転職エージェントレイノス経由:1社

 ・リクルートエージェント経由:2社

 ・DODAエージェント経由:4社

 ・業界関係者等からの紹介・推薦:3社

このようなエントリーの内訳でした。

 

尚、転職サイト(リクナビネクスト・DODA)に掲載されている求人に直接応募してみたものの、企業担当者より「全く反応がない」という会社が4社ありました。筆記試験の連絡もなく、不採用とも判断されず、何もリアクションが無いのです。

企業担当者の怠慢もしくは見落としのどちらかだとは思いますが、こちらから催促するのもどうかと思い・・結局放置したままのエントリーがあります。

 

 【面接数・内定】
  • 総応募数:25社
  • 1次面接到達:19社
  • 1次面接合格:15社
  • 1次面接合格後辞退:4社
  • 2次面接到達:11社
  • 2次面接合格:9社
  • 2次面接合格後辞退:3社
  • 最終面接到達:6社
  • 最終面接後辞退:2社
  • 内定:4社

 

僕の転職活動は6ヶ月間でしたが厳密に言うと3段階に分かれます。こんな具合に。

 

1月に数社エントリーして、2月に内定をもらうが辞退。

3月に数社エントリーして、5月頭に内定をもらうが辞退。

5月に数社エントリーして、6月下旬に内定をもらう。

 

これも先に書いた通り、「業界と職域」を絞った結果、エントリーをしたいと思う企業がなくなったため、ちょこちょこエントリ―しては面接を受けに行く➡結果が出る。という、非常に効率の悪い転職活動にならざるを得ませんでした。

 

●結局どのルートで転職し、どんな仕事をするのか?

結局、業界関係者の知人から紹介を頂いた、中小企業に転職をすることになりました。

これです。↓

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業界としては不動産業界です。

 

ポジションは、「保有不動産の運用・新規不動産の購入」です。安定的に賃貸収入を増やしていくことがミッションとなります。

 

これまでも関わってきた業務なので、特段目新しいことはありません。

 

  • 既存の不動産の運営を行う。
  • 保有している不動産に空きが出れば、テナントの誘致を行う。
  • 収益の低い物件は、出口を描いて売却していく。
  • 常に良い出物が回ってくるように人脈を維持・拡大していく。

 

そんな日常のルーティンになろうかと思います。

 

ただ、所有物件が、物流倉庫、オフィスビル、レジデンス、ロードサイドのフリースタンディング(コンビニとか)と、多岐に渡るので、新しく学ぶ必要があることも多いです。

 

第一志望であった、デベロッパーではないので、「街区の再開発」には携わることができないのは残念ですが、これはこれで良かったのかなと。分相応と言うか、僕らしい着地だと妙に納得しております。

 

●懸念事項

「相性の問題」があるかと思っています。入社する前と後では、感じ方が違うということってありますよね。

 

どこの会社でもあり得ることなんですが、この業界はちょっと癖が強いです。

 

不動産業界は非常にアナログな業界です。120年近く変わらない民法と、30年前に制定された借地借家法をベースに運用がされているような世界です。来年民法が改正になりますが、その程度で各プレイヤーを取り巻く環境なんて変わらないです。時代が令和になろうが、AIが導入されようがなんら変わりません。

 

まあ、しいて変化があるとすれば、賃貸仲介業者の、AIやIOTによって、契約実務の簡略化、内覧のあり方の変更、建物管理のロボット化・遠隔化が加速するぐらいでしょう。

 

そんな業界の中で、「貸主・地主」と言われる人々の世界は特殊です。貸主・地主と呼ばれている人や組織は、井の中の蛙であることが多いです。

特に代々、地主稼業の人達は、ちょっと頭おかしいと言っても過言ではないカルチャーを持っている場合があります。

 

また、個人・企業に関わらず地主と呼ばれる会社のほとんどが、戦後の復興時期からずーっと地主です。それゆえ、同族企業独特のカルチャーが色濃く残っているものです。

 

つまり、このような会社に入社するということは賭けでもあるわけです。合わなければ一瞬で辛くなるということです。

 

今回は、きっかけをくださった人がいます。この求人案件は「面倒を見てやって欲しい会社があるんだけど?」というオファーからスタートしているわけです。「合わない」なんていってる場合ではないのです。

 

 

文句のない報酬、労務環境、業務フィールドを用意してもらったので、上手くやっていきます。

 

 

ではでは、このへんで、6ヶ月間の転職活動の振り返りを終えたいと思っております。

 

ありがとうございました。

 

 

 

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最終面接終了後の決め台詞。「御社以外では働きたくない」は効果的か?

ここぞというタイミングの面接終了直後に使うことで、効果的に作用する「決め台詞」があるそうだ。

 

 

以下が想定される場面だ。就職・転職活動中の皆さんは、イメージトレーニングを怠らないようにして欲しい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

面接官:「お疲れ様でした。以上で面接を終了します。結果は一週間以内に・・・」

 

あなた:「貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。」

 

 

双方、立ち上がる・・。

 

志望者、面接官の目をスッと見つめる・・。

 

 

「あの、最後に一言良いですか?」

 

「ええ、どうぞ・・」

 

 

「本日面接を受けさせていただいて〇〇〇(簡潔に感想を述べる)」

 

「御社以外では働きたくない。それぐらい御社を志望しております。」

 

 

「御社以外では働きたくない。」

 

と発した後に、一拍 開けてから

 

「それぐらい、御社を志望しております。」

 

と言う。

 

 

こんなテクニックがあるそうだ。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 決してイケメンとは言い難い35歳のおっさんが面接官に使用したかどうかはご想像にお任せしますが、人の印象に残るという点では効果的とのことだ。

 

 フレッシュな就活生にまっすぐな瞳で言われたら、面接官の印象に残る可能性は高いだろう。

 

  

●この技術はいわゆる倒置法

このテクニック、日常生活で使うと効果的に作用する場合も多い。冒頭のような「決め台詞」で発動すると効果的と言われている。テレビドラマの象徴的なシーンのセリフ、キャッチコピー、スローガン等でも多用されている。

 

ただ乱発するのはおススメしない。こういった文法の使い方は相手との会話の連続性を断つことになる。倒置法を用いたり、一拍置くことは、あえて「間」を作りだすことになる。日常的な会話で乱発すると、「会話がめんどくさい」、「自己陶酔系」、「キザな人」と陰口をたたかれることになる。

 

「御社以外では働きたくない」。このような、愛の告白ともとれる短い文節を、面接官に放り投げることで、相手を一瞬ひるませ。ドキッとさせ、印象付ける。そんな効果があるということがお判りいただけるだろう。

 

●どんな時に使えるか?

「是非、御社で働かせていただきたいと強く思っています」

よりかは

 

「御社で働きたい そう強く思っています」

 

 

「あなたとこの仕事を一緒にやっていきたいと思っています」

よりかは

 

「あなたと一緒にやっていきたい この仕事を」

 

 

「〇〇さんの仕事の進め方が丁寧で好きです。」

よりかは

 

「好きですよ 〇〇さんの仕事の進め方 丁寧で 」

 

 

「覚せい剤は絶対ダメ。」

よりかは

 

「ダメ 絶対 覚せい剤 」

 

 

 

「痴漢は犯罪です。」

よりかは

 

 

 

 

「チカン アカン」

 

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画像引用:大阪府警

 

 

 

 

最後の2つは余計だったかもしれない。

 

 

 

●人間は感情で動く生き物だ

皆「伝えたいことの本質を、適切な温度感を保ったまま伝えることができるか」に苦慮している。部下を動かすときにも、高額な商材をお客様に買っていただくときにも・・。

 

僕は意識して使うように心がけている。例えば「好きですよ、〇〇」のフレーズだ。他人から好きと言われて悪い気がする人は少数派だろう。使える場所が無いか常に観察しているといっても過言ではないぐらいだ。

 

余談だが、僕は「部下の良いところノート」というものをつけている。ただ、部下の良いと思ったことを箇条書きしてるだけだ。本人に見せることはしない。数年前に受けた、管理者研修で講師が言っていたことを実践している。

「〇〇君は、仕事が丁寧。」、「文字がキレイ」、「彼のクリップの止め方は俺好み」、「たまに熱くてエモいショートメールを送ってきてジーンとさせてくれる」、「僕をランチに誘ってくれる回数は課内で一番多い」、「家族写真をスマホの待ち受けにしている。素晴らしい。僕もやることにした」的な・・・。

 管理職の方にはおススメだ。

 

 

●この「決め台詞」の最大のポイントはなにか?

話がそれてしまった。

効果的にこれを発動し、最大効果を得るための秘訣がある。

 

それは、「恥ずかしいと思うな」ということ。

 

面接対策本を読むと、面接は、自分という人間のプレゼンテーションであり、あなたは俳優・女優。演じきれということが書いてある。恋愛における告白に等しいとも言われている。

 

何を当たり前のことをと言われるかもしれないが、これは正しい。

 

履歴書と職務経歴書が通ってる時点で、その会社でやっていける人材だと考えて良い。

あとは、顔見て話して、「合うか合わないか」、「明るいか暗いか」、「生理的に問題が無いか」、「嘘ついてないかどうか」を見極められているだけ。

 

面接とはそんなもんだ。

 

そのあたりが、1次・2次面接でフィルターに掛けられて、最終面接ともなると、役員の印象に残るかどうかだ。

 

じゃあ出来るだけ、面接をポジティブに捉えてみようよ。ということである。

 

これまでに、トライしたことがないのであれば、「御社以外では働きたくない。それぐらい御社を志望しています。」みたいな浮いたセリフを、エモい感じで言ってみてはいかがだろうか?

 

 何か、違った変化があるかもしれない。もちろん一切の責任は持たない。

 

●言葉にできるは「武器になる」 

先ほどの効果的に言葉を使う方法、倒置法のくだりはココからの引用だ。

 

『 言葉にできるは「武器になる」 著 梅田悟司 』

 

シンプルに言って、とても勉強になる。ご一読いただきたい。

 

 

梅田氏は、元電通のコピーライターである。

 

『世界は誰かの仕事で出来ている』ジョージア

『その経験は味方だ』タウンワーク

『あきらめない。たとえ、0.1%でも』

 

このようなコピーを生み出した、40歳そこそこの、コピーライターだ。本の内容としては難しい本ではないが、前半は「言葉」に対してロジカルな側面からアプローチする手法や「心構え」に関して書かかれており、読みづらさを感じるかもしれない。

 

しかし、本の後半は、「あの偉人の言葉がなぜ響くのか?」を、解説していて勉強になる。言葉を扱う職業の人や、プレゼンを日常的に求められる人にはお勧めだ。ブログを書いている人であれば、印象的な記事タイトルにも役立つと思う。

 

本を読むのが苦手な方は、第3章から読むことをおススメする。

 

 

 本の中で取り上げられている、偉人の言葉の一例を書いておこう。

 

・恐れは逃げると倍になるが、立ち向かうと半分になる

 by チャーチル

 

・明日描く絵が、一番素晴らしい。

 by パブロピカソ

 

・世界平和のために出来ることですか?まず家に帰って家族を愛しなさい。

 by マザーテレサ

 

・何百万枚も売れるロックなんて、あんまりロックじゃないね

 by 忌野清志郎

 

・なみだは人間の作る一番小さな海です

 by 寺山修二

 

・あきらめたらそこで試合終了ですよ

 by 安西先生(マンガ スラムダンクより)

 

・今一度日本を洗濯致し候

 by 坂本竜馬

 

これらの、偉人達の言葉がどのように構成されているのかを詳しく解説している。言葉に隠された技法を明らかにし、同じ意味の言葉でも使い方ひとつで影響力が大きく変わるということを説いている。

 

その他、「正しい文章の推敲の仕方を知っていますか?」、「たった一人の読者に向けて書くとはどういうことか?」、「自分のこだわりをあえて消す作業が響く文章のコツ」は何度も読んで実践する価値があると思う。

 

僕自身、ブログやアフィリエイトサイトを作っていて、それなりこの手の本を読んできたが、この本が一番だと思っている。

 

読後には、「日々の部下や同僚との声掛けでも使える」、「プレゼン資料の作り方に参考になる」って思っていただけるだろう。

  

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

 

 

 

www.kaminomania.work

 

www.kaminomania.work

 

 

キャンプがしたい。BBQがしたい。初心者のテントを購入記録。

 

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たまには、「転職」と「ビジネス系」のコラムから離れたくて、こんな記事を書くことにしました。

  

私,、憧れているんです。

BBQとかキャンプがしたいんです。なんだか、リア充の極みのような時間の使い方。

 暑がりで、汗かきで、蚊に食われやすい、そんな僕ですが、憧れているんです。

 

 

それで、奥様に相談してみたら珍しく反対されてしまいました。

 

 

「暑がりで、汗かきで、蚊に食われやすくて、文句が多くて、不機嫌になる人と一緒にBBQやキャンプは無理ですね」と言われました。

 

おい。言い過ぎだろ。

 

とは言えず、冷静な分析すぎて、言い返せない・・。

 

●キャンプ・BBQデビューしたいと思ったきっかけ

我が家の休日と言えば、わざわざ遠出して大型の公園等に行くことが多いです。理由は、ウチの坊主が公園遊びが大好きだからです。

奥様が作ったお弁当やら、サッカーボール、フリスビー、坊主の自転車をバンに積み込み、大型の遊具やアスレチック・水浴び設備、芝生広場、山や川のそばに作られているようなところを狙って遊びに行きます。

 

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画像引用:https://parkful.net/

 

 こんな感じの、本気のやつがあるところ。

 

で、このような公園に行くと、簡易的なテントを持ち込んでいる人が結構いますよね。お弁当広げたり、お父さんが寝ていたり。純粋に、「いいな」と思っていました。

 

遠征をしているだけに、子供はテンションが上がっており、なかなか帰ろうとしません。僕としては「休憩スポットが欲しい」と思っていました。

 

 そんな最中、僕のアウトドアデビュー欲求を掻き立てた出会いがありました。

コチラのブログ様です↓

 

murata-star-factory.hatenadiary.com

 

サムネの写真に惹かれ、クリックをして読み進めてみました。

 

「めっちゃ最高やんけ、俺も湖でキャンプしたい」と思ったんです。

 

このブログに出会ってから、加速度的に「キャンプしたい」、「BBQしたい」、「とりあえずテント欲しい」って思ったんです。

もう、更新されるたび、舐めまわすように見ております。

 

 

その他、こちらのブログ様もひそかに拝見しています。

www.za-tent.work

 

お二人とも、キャンプ場の詳細な写真以外にも、キャンプにこんなアイテム持っていったらいいよー、こんな料理が作れるよー、ここまで下準備をしておけば楽ちんだよーって、丁寧に書かれており、なんかいいんです。

 

現実逃避にはピッタリです。

 

 

●キャンプ・BBQ反対勢力の抵抗にあう

奥様にはいともたやすく却下されたわけだが、再度、先のブログを見せ、キャンプやBBQの素晴らしさを共感していただけるよう掛け合った。

「な、すごいええやろ?」、「この夏、キャンプいこーよ。」と提案してみましたが反応がよろしくありません。

 

ちなみに、彼女が僕の提案を断ることはほとんどありません。もちろん、僕は真っ当な人間なので、クレイジーな提案はしないし、独りよがりな提案もしないので、大体受け入れてもらえるはずなんですが・・。何かがおかしい。

 

●妻がキャンプやBBQを反対する理由。 

何がダメだったのかを、一人で思案していても仕方ない。対話を試みよう。ビジネスと同じだ。 話を聞いてみると、妻が反対する理由が見えてきた。

 

  • キャンプ道具をそろえるにはお金がかかる。
  • 組み立ては容易なのか?収納に場所は取らないのか?



主な理由は、この2つだということが判明した。

 

なんだ、なんだ、イージーな問題じゃないか。

 

1キャンプ道具をそろえるにはお金がかかる。

まず、「初めからキャンプ道具を一式取りそろえることはしない」と約束した。とりあえず、テントだけを買おうと提案した。

公園に行った時に休憩が出来てお弁当が広げられるスペースを確保する目的で、購入をしようと。

 

早速調べてあった、テントをプレゼンしていく。

 

僕が調べた結果、大人2人幼児1人がくつろげる程度のものであれば、20,000円を切る値段で、良いものがある。例えば、このコールマン。

 

コールマン(Coleman) テント ツーリングドーム LX 2〜3人用 グリーン 170T16450J

コールマン(Coleman) テント ツーリングドーム LX 2〜3人用 グリーン 170T16450J

 

 

もし、20,000円ですら高いというのであれば、この「CHUMS(チャムス)」はどうだ?これなら15,000円を切るぞ。ほら、ペンギンの絵が可愛いじゃないか。

 

CHUMS(チャムス) ブービー サンシェード CH62-1209

CHUMS(チャムス) ブービー サンシェード CH62-1209

 

 

 2組み立ては容易なのか?収納に場所は取らないのか?

「あなた、こんなの組み立てれるの?」

「骨って言うか、金属の棒ようなものも無くしたりするんじゃないの?」

 

「否、大丈夫だ。全く問題ない」

 

これまでに紹介したものは、組み立てる必要があるテントだが、組み立ての必要のないテナントもある。使い終われば、畳むだけという手軽さ。

何とこれなら5,000円を切る

 

「あなた、これはどこのメーカーなの?」

 

「知らん」

「なんだ、君はブランドが気になるのか?」

 

これは、アウトドアの素人の僕でも知っている「コールマン」というメーカーの商品だ7,000円ほどの商品だ。

 

 最終的には、実物を見ないとわからないということで、「HIMARAYA」へつれていった。

実物を見たことで、テントのサイズの違いと価格帯の相場、持ち運びのしやすさや、収納に困ることはないと、合点がいったようです。

 

 

実際に展示してあるテントの中に入ってみて、奥様もまんざらでもない様子です。

 

坊主にも「テントの中で、お母さんとお父さんとお弁当が食べたい」と発言をさせ、奥様も渋々ではあるが購入を許可してくれたのです。

 

結局コレの色違いを購入することになりました。 

我が家の最終的な決め手は・・

 

・値段が10,000円以下であること。

・身長170㎝の大人2人が足を伸ばして寝れること。

・飽きのこなさそうなデザインであること。

・同サイズ・同価格帯の他社と比べて上部にも2方向風通し穴があったこと。

・ワンタッチでセッティングが出来、折りたたんで撤収が出来ること。

・背負って運べる収納ケースがついてること。

・「coleman」というメジャーブランドであること。

 

こんなところです。

 

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 とまあ、色々と理由をつけて、とりあえずテントを購入することに成功しました。

これで、僕のアウトドアデビューが決まったわけです。

 

さて、これをひっさげ、明日初めてテントを使う予定です。

しかしながら、意外にも、テントのデビュー戦が意外な場所になりました。

 

公園でもなく、キャンプ場でもなく、

 

BBQでもなく、海でもなく、川でもなく、海でもないのです。

 

 

野外音楽フェスティバルです(笑)

 

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ということで、ちょっと、岐阜県に行ってきます。

 

それでは、皆様も良い日曜日をお過ごしください。

言い方や手段を選んだって仕方ない、そんなプレゼンもあるさ。

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当社とタッグを組むデザイナーのプレゼンを聞いていた。プレゼンの相手は施主だ。

若いデザイナーは建物の立面パースを見せて、プランを語り始めた。

 

僕にとっては大きい案件だった。不動産も・指定工事請負契約も取れたので、フィーも良かった。

また、それだけではなく、施主のネームバリューも魅力的だ。著名人の案件を手掛けるとなれば注目が集まる。

 

そういった大切な案件という理由もあるが、少し気になることがあり、普段は参加しない、他部署のプレゼンテーションに同席をした。

 

 

開始5分で、施主はみるみる不満をあらわにした。

「もう結構。もう少し考えて頂いて、来週お会いしましょう」と言い放つ。

 

デザイナーは、みるみる生気がなくなっていった

「グウ・・」の音も出ない。

 

僕は、人がみるみる生気がなくなっていく過程を初めてみた。こんなに白くなるんだなと感心した。

 

 

 「ダメではないが、つまらない。どうしたいの彼らは?」

 僕は、施主に呼び出しを受け、お叱りを受けた。

 

 

「知らんがな、管轄外だ」

と言いたいがそれは言わない。この施主だったら、あのプレゼンを聞いたら「そんなこと言うんだろうなあ」と思ってはいた。想定の範囲内だ。

 

 

「もし、次もダメなら、コンペにするから」 

そう言われた。僕としてはどっちでも良い。指定のデザイナーは居ないと言われたので、提携しているデザイナーリストを提示し施主が選択したに過ぎない。

 むしろ、施主がどこかからデザイナー連れてきて、「この先生に絵を描いてもらうから」と言い切ってくれればやりやすいぐらいだ。

 

 

とりあえず、施主のご意向を、設計会社とデザイナーに伝えた。

 

 

「すいません。そこまで考えれていませんでした。」

 そう言われ、頭を下げられた。

 

 

うんうん唸ってひねり上げてきたんだよね?じゃあ、ちゃんと考えているよ。

 

君らデザイナーとしてプロだし、メインでは無いけど何回かは作ってるじゃん。ある程度の「型」があるじゃん?それを踏まえてのプレゼンだったわけでしょ。だから、考えてないなんて安直に言わないで欲しいな。 そんなことを、老婆心ながら若いデザイナーに言った。

 

まあ、それは良いとして・・

 

問題は「プレゼンの失敗の原因に」気づいていないということだ。何がダメだったのか教えて欲しいと請われた。

 

顧客に想いをはせて、顧客に乗り移った気持ちになって、プランを提案することは大事です。でも、今回の場合、問われていたのは「あなた」です。

今勢いのあるデザイナーが、この物件にどう息を吹き込んでくれるのかを問われていたということです。

 

 

  そもそも、言い方や手段を選んだって仕方ない、そんなプレゼンテーションだったんだよ。

 

 

いるでしょ。「君の本質を見せてみろ」って斜に構えてるスタンスの人。

そういう施主なんだから仕方がない。

 

寄り添ってもダメ、置きに行ってもダメ、探りに行ってもダメ・・

「俺なら、こうできる」を言わないと。

 

 

デザイナーには、そんなことを伝えた。伝われば良いが釈然としない顔をしている。

「いやいや、僕達がやってるの商業デザインですよ?」

「納期も予算もあるし、アーティストじゃないんだから。」

って顔している。

 

 

でもさ。でもさ、良かったね。

自分のやりたいようにやれる仕事なんて、そうそうない。

 

 

何の業界でも、デザイナーと言われる職域ぐらいじゃないかな。

「ちょっと先生、遊んでみてください」

「〇〇君の感性で、ちょっと揉んでもらえません?」

なんて言ってもらえるの。

 


それって、結構最高だよ。

それをやれって言ってくれるお施主さんなんだから。

 

 

そういう案件に会えてよかったね。

きっと得るものが多いよ。頑張れ29歳!